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劣化賢者

やっとタイトルに追いつきました。

 虹の谷を出たのはボアオークとの戦いから更に1時間ほど歩いた頃だった。

 周りは見渡す限り草原で、その中に1本、細い街道が走っている。


「さて、これから王都グリーン・ロードへ向かう訳だが……身分証は……無いでしょうな?」

「ですねぇ……もしかして身分証が無いと入れないとか?」

「奴隷なら身分証が無くても入れますが……主人の身分証が代わりになりますので」

「……奴隷は勘弁してください」

「ふふ、冗談ですよ」


 ああ、悪戯げな笑顔が可愛いです。むしろトオコさん専用ならなっても……げふん。


「王都に入れるのは自他国関わらず身分証を持つ者、交易証を持つ者、奴隷……そして冒険者です。この内、冒険者になるのなら仮証を門で発行してもらえますよ」

「……と言うことは必然的に冒険者になるしか無いと」

「……まあ、冒険者ギルドそのものが身元不明のごろつきや無頼漢を管理する為、という一面もありますからな」

「……なるほど。所で王都へはここからどのくらいで……?」

「そうですな、歩けば3日ですが『千里の翼』(拠点帰還魔道具)がありますからここからなら一瞬ですよ」

「へっ……?……あー、あれか、『キメラの翼』的な物があるのか」

「? キメラの翼では代わりにはなりませぬが……とりあえず十蔵殿、私の体の……どこでも良いので素肌が出ている所を掴んでください。それで一緒に飛べるので」

「素肌っすか!? え、えーと、これで?」


 一瞬、ネコミミやネコしっぽをさわさわしたい誘惑にかられたが、我慢してトオコさんの左手を両手で握る。


「う、んぅ……え、ええ、結構です……」


 何だろう、トオコさんの目元が上気してひどく色っぽいんですが!


「け、結構です……では、飛びますぞ」


 トオコさんが腰の袋から取り出したのは銀色のメダルだった。ちょうどスポーツ大会で表彰される時貰うようなメダルと同じ位の大きさ。

 それをトオコさんがぎゅっと握る。


「対象:パーティ人員2名、目標:王都グリーンロード南門」


 トオコさんがそう唱えると俺の視界は一瞬にして変わっていた。


          ※


「おおー……人生初テレポート! ちょっと感動」


 俺の周りは明らかにさっきまでいた場所とは違っていた。

 何しろ目の前には巨大な門がでんと鎮座しているし、そこから壁が左右にずーーーーっと続いているしな。


「まあ、観光は後にして手続きをしてしまおうか?」

「あ、ああ、そうだな」


 ぼけっと彼方まで続く壁を見ていた俺は、そうトオコさんに促されてやっと門へと歩を進めた。


「Cランク冒険者トオコ・サヴァン。依頼から戻ってきた。それとこっちは冒険者希望の十蔵殿だ」


 そうトオコさんが話しかけたのは門に隣接して建っていた詰め所の兵士だ。


「おお、ご苦労さん、七色朝顔は取れたのかい?」

「ああ、彼のお陰でな」


 トオコさんが振り返って俺を視線で示す。


「ほお……そりゃ有望な新人だな。黒の舞姫のお墨付きか」

「……その二つ名はやめてくれぬか。まだそんな大層な物を名乗れるレベルでは無い」

「ええ? ぴったりですよね? 兵士さん!」


 思わず門番の兵士に向かってトオコさんの後ろから声をかけてしまった。

 鋼刃持ちて舞う、黒の舞姫。トオコさんにぴったりじゃないか!


「そうだろう? お前さんもそう思うだろう? うん、お前とは良い酒が飲めそうだ! 何しろ猫系獣人は彼の神楽神様もご寵愛なさって要らした位だからな! その愛らしさと身体能力の高さのギャップ、更にはクール美人で黒髪ストレート! その剣筋すら美しいまさに舞姫! お前もこの際、我ら『トオコたんを愛でようファンクラブ』に……」

「……その話はまた後にしてくれぬか、ガードナー。ほら、通行許可を待つ方々が列になっておるぞ」


 何処か疲れたようなトオコさんの声にしぶしぶ仕事を再開する兵士のおっさん。


「むう。しょうが無い。ほら、身分証明の仮証だ。効力は3日だけだから、早いとこギルドに登録するんだな」

「あ、ありがとうございます」


 兵士さん――ガードナーさんから木札を受け取り、礼を言って大門をくぐる。

 そこは――まさに人の海だった。通学時間帯の通学路、といった感じである。

 元々俺の実家は山中の廃村である。

 大学生になって新潟市へアパートを借りるようになったが、基本的には人出の多い所には馴れていないのだ。


「いやー……圧倒されるな、こりゃ」

「ふふ、そうだろう? ここは王都の玄関口にして人と物の集まる場所――通称、『南門商業区』だ。宿なんかもここの周辺にある。そして街の中央には王城や公共施設やギルドが、北には貴族街、東には住宅街、西には闘技場や公営カジノ、歓楽街などが……」

「あ、ああ、ごめん、一度に覚えきれない」


 自慢じゃないが記憶力の無さと方向音痴には自信があるぞ。


「あー……そうだな、うん、約束だし必要な所は私が案内しよう……その前に少し寄りたい所があるのだが……その……是非十蔵殿にも来て頂きたいのだ」

「? ああ、もちろんかまわないけど」

「感謝する。さ、こちらだ」


 と、トオコさんに促されて歩くこと約30分。着いた先は……住宅街の端にある孤児院。

 その玄関を開けてトオコさんが声をかける。


「シスター、ご在宅か?」

「あー、トーコねーちゃんだーー!」

「ねー、お菓子ある?」

「いらっしゃいー」

「トーコ姉、あそぼー!!」

「だめよう、トーコ姉にご迷惑でしょ!」

「トーコ姉が男連れだーーーっ」

「トーコ姉、こいびとーー!?」


 トオコさんの呼びかけに反応してまっさきに孤児院から出て来たのは――シスターではなく十数人の子供達だった。

 あっという間にトオコさんだけでなく、俺まで子供達にまとわりつかれカオスな状態に。


「まあ、トオコさん!しばらくお顔を見なかったので心配しておりましたよ?無理はなさっていませんでしたか?」


 子供達の扱いに悪戦苦闘していると、やがて孤児院の奥から30代後半と見える女性が出て来た。


「ああ、シスター問題ありません。それよりもミュケは……?」

「ええ、今日は具合が良いようで、ベッドで本を読んでおりましたよ」

「そうですか……良かった。実は手に入れたのです。延命丹を」

「本当ですか……!ああ、神様……でも、それは……無理をされたのではありませんか?」

「いえ、それが幸運なことに、七色朝顔を取りに行った先でこちらの十蔵殿と一緒になりましてな。運良くその場で作って頂くことが出来たのです」

「まあ……では、こちらの方は冒険者なのに製薬スキルを持ってらっしゃるの?」

「はあ、まあ、たまたま運良く出来ただけです。冒険者の方はこれから登録する所ですし」


 シスターの尊敬のまなざしに思わず恐縮する俺。

 ……そういう目で見られるのに馴れてないんです。


「それで、シスター、早速ミュケに延命丹を」

「そうでしたね、ミュケも喜ぶでしょう。こちらへ……」


 シスターに案内され訪れた部屋にはベッドの上に10歳位の少女がおり、半身を起こして本を読んでいた。

 この少女も頭にネコミミがあることを考えると、トーコさんの血縁なのかもしれない。

 特徴的なのはその髪色で、茶色をベースに黒と白がメッシュのように走っている。

 …………えーと。三毛猫系?だからミュケなのか?


「あ、トーコ姉、お帰りなさい」

「ああ、ただいま、ミュケ。体の具合はどうだ?」

「うん、最近は調子が良いの」


 そういう少女の顔色は白いと言うより青白くてとても体調が良いようには見えない。


「そうか、今日はな、魔力不適合症候群アンチマジックシンドロームに良いお薬を手に入れたから持ってきたんだ」


 そう言いながら水差しからコップへ水をつぐトオコさん。


「さ、飲んでみなさい」

「うん……でも……」


 少女ミュケの表情に浮かぶのは諦観の色。


「大丈夫、私を信じて」

「う、うん」


 トオコさんに促されてようやくミュケちゃんは水の入ったコップと薬を受け取ってそれを口にする。


「んっ……んく」


 そして――その効果は劇的だった。

 瞬く間に朱の刺す頬。輝きが戻る瞳。髪にも天使の輪がばっちり光る。


「これ……は……軽い……体が」


 そっとベッドから床に降り立つミュケちゃん。

 とん。とんとん。とんとんとんとんとんとん。

 何度も何度も小さなジャンプを繰り返していたミュケちゃんは突然その動きを止め座り込む。


「動く……動くよう……ふぇぇぇぇぇぇ」


 そして両膝を抱えて泣き出してしまった。


「ああ、良かった、良かったな、ミュケ」

「ええ、本当に……これもトオコさんと十蔵さんのお陰ですわ」


 ミュケちゃんだけでなくトオコさんとシスターの目にも光る物が。

 ちくしょう、こっちまで貰い泣きしそうだ……


         ※


魔力不適合症候群アンチマジックシンドロームと言うのは、体に受け入れられる魔力の量がほとんど無い子の事を言うんだが……大抵、15歳前までに死んでしまう。魔力を生命力に変換する量が少なすぎて、寿命が尽きてしまうのだ……延命丹はその魔力の器を大きくするものでな……大抵は呪文使い系(スペルユーザー)のクラスが自分の最大MPを増やす為に買い占めてしまうゆえ、絶対量が少なく、高価なのだ」


 俺は商業区への道を歩きながらミュケちゃんの事についてトオコさんから話を聞いていた。

 どうやら、やはりミュケちゃんはトオコさんの実妹だったらしい。

 トオコさんが冒険者になったのはミュケちゃんの魔力不適合症候群アンチマジックシンドロームを治す為、というのも理由の一つだったそうだ。


「故に……十蔵殿、貴殿には感謝してもしきれぬ。金銭は要らぬと言うのであれば……せめて十蔵殿の力になりたい。私の力が入り用であれば、いつなりとも呼んでくれ」


 おおお。正直こんな殺伐とした世界でトオコさんの助力は本当にありがたい。


「とりあえずギルドと宿と雑貨屋に連れて行ってください……俺はこっちの世界の常識について疎いから、それとなくサポートしてくれると助かります」

「うむ、もちろんだ。ではまずは近くの……雑貨屋から行こうか」


          ※


 ……と言うことでやって来ました。『ルグリス魔道具店』

 買い取りもしている所、ということで紹介された所です。

 店番をしていたのはいかにも職人全とした20代位の金髪女性です。


「おー、トオコ、いらっしゃい。今日は何用だい?」

「うむ、シモーヌ、こちらの十蔵殿はこの国には来たばかりでな、買い取りもする店を探しているというので案内してきたのだ」

「へえ……ちょいと頼りなさそうだけど、いい男じゃないか。とうとうトオコにも春が来たかい?」

「そ、そんなのではない!」


 きっぱり言い切られるのもそれはそれで傷つくんですが。


「ふふん、まあ良いさ、で、そこの色男は何の用だい?」

「あ、ああ、その、懐が寂しくてね、手持ちの物で何か買い取ってもらえる物が無いかと」


 本当は懐が寂しい、どころか無一文ですが。

 俺は普段から着替えや雑貨や食料などは所持品欄に入れっぱなしなので、その中から適当に売っ払って当座の資金にしようと思ったのだ。


「ふーん?ま、とりあえず見せてみな」


 刃の折れるカッターナイフ、鉛筆、消しゴム、筆ペン、大学ノート……

 異界製雑貨は珍しかろう。それなりに高く売れるはず。


「ふーん、ありきたりだね」


 ……て、おい、普通こういう異世界物は高く売れるのがスタンダードじゃないのか!?


「ま、質は良いみたいだけど、神楽神様が伝えた物のレプリカかい?……全部で銅貨10枚……10クラムって所かな」


 ……母さん、貴方のせいでしたか。

 イカン、他に何か売れる物は……

 焦った俺は、つい人前だという事も忘れて所持品欄にアクセスし、次から次へと雑貨を引っ張り出した。


「おや、圧縮腰袋を持っているのかい?……それにしてもやけに収納力のある袋だね。正直それが一番高く買い取れそうなんだが」


 ……どうやらこういう空間をいじって収納力を増やした袋がすでにあるらしい。

 なら下手に出し入れを隠さなくてもごまかせるか。


「やー、それは最後の手段と言う事で……とりあえず後これだけ見てくれますか」


 ハサミに鉈、ホワイトボード用磁石10個セット、レンチにドライバーセット、ティシュボックス。


「ウチは魔道具屋でリサイクルショップじゃないんだがねぇ……と、うん? ……ほう、このカラフルで丸っこいの……中に磁力鋼が仕込んであるね。もったいぶらずにこれを最初に出しなよ」


 あ、なんとなく好感触。食いついたのは磁石ですか。


「うん、これなら魔道具の素材に使える……1個で銀貨1枚出すよ。10個セットで売ってくれるなら銀貨11枚まで出そう」


 えーと、日本円にして11万円か。うん、しばらくは何とかなりそう。


「あ、じゃあそれでお願いします」

「毎度ー」


 何とか当座の資金を確保した俺はトオコさんに街を案内して貰い、出店を冷やかしたりしながら冒険者ギルドへと向かった。

 ギルドは街の中央部分、王城などがある区域に設置されていた。

 ……正直、外見なんかはウチの田舎の役場より綺麗だ。

 ギルドのドアを開けて中に入ると……まあ、それなりにゴツイ奴らがたむろしている。

 そいつ等の視線が俺たちに集中する……どうも好意的な視線には思えんなー


「お、おい、黒の舞姫が……」

「男連れだ……」

「あああああ、俺のトオコたんが!」

「ばか、トオコたんは俺の嫁」


 ……俺たち、というか、好意的で無いのは俺に対してだけでした。

 そんな奴らの視線を無視して、トオコさんは右端のカウンターへ俺を連れて行き、中の小太りの中年男性に声をかけた。


「ちょっとよろしいかな? こちらの御仁のギルド登録をして欲しいのだが」

「おお、久しぶりの新人だねぇ……見ない顔だが他国人かい?」

「え、ええ」


 他国人というか異世界人ですが。国が違うことには変わりないので素直に肯定しておく。


「なら、門兵に仮証を貰ったかい」

「あ、これですか」

「うむ、OKだ……それではこの用紙に名前と年齢、性別、希望クラスを書いてくれ…出身地欄は任意だよ」

「ああ、分かった……でもクラスっては何があるんです?」

「うん、まあ色々あるんだが……とりあえずこの天啓石を触ってみな」


 ギルドのおっさんが出してきたのは虹色に輝くマウスパッド大の石。


「あー……これでいいのか?」


 俺が恐る恐るそれに手を載せると、石はわずかにその光りを強めた。


「うん、これでお前がギルドでけるクラスの種類が分かるんだが……おー、☆2個クラスの才能があるとは……こりゃたいしたもんだな」

「ほお、流石さすが十蔵殿、☆2個とは……努力次第では世界トップクラスを狙える才があるということですな? やはり魔法系の職でしょうか」


 ギルドのおっさんとトオコさんにひどく感心される。


「で、俺は何の職になれるんですか?」


 ちょっとうきうきしながら確認する。そんな言い方されれば期待するよなぁ。

 まさか本当に賢者なんてクラスに就けたりして。


「あー、最も適性が高い☆2クラスは……『ヒモ』と『ホスト』だな」

「はい?」


 思わず聞き返した。


「だから、ヒモとホスト。……そう馬鹿にしたクラスでも無いぞ。☆2の適正があれば女性型の魔物は大抵コロッと落ちる……まあ、その後の取り扱いは難航を極めるだろうがな」


 だめじゃん!一瞬サキュバスとかサラスヴァティとかピクシーとかのメガテン風味ハーレムも良いかなって思ったけど……毎日修羅場ったりしそうだし。

 あと、トオコさんも後ろでぼそっと「何なら私が養って……」とか言わない!それまっすぐヒモコースだから!


「後は☆1適正の『芸人』とか」

「却下」

「革職人、陶芸家、細工師……」

「……冒険者のクラスなのか? それ?」

「後は……魔道具師と呪術師位か……あんた、とことん戦闘系の職に向いてないな」

「ええい、ほっとけ……で、呪術師ってのは?」

「まあ、広く浅くな職だ。よく辺境の村でばあさんが薬師と祈祷師と占い師と呪師を兼ねてやっているアレだ……攻撃魔法も回復魔法も支援系魔法も覚えるが……それぞれが最底辺クラス……初級呪文までしか覚えん。まあ、良く言えば『ものすごく劣化した賢者』って感じのクラスだ」

「良く言ってそれかよ……でもそれ以外に戦闘に向いた職ってのは無いんだろ?」

「まあなあ……ステータスが治療術師や魔術師の条件にすら届いてないからな……」


 くっ……なんか周りの目線が、かわいそうな子を見る目に変わってきているっ!


「じゃ……じゃあそれで……」

「うん、よし呪術師だな……で、サブクラスはどうする」


 あー、サブクラスね。そういやトオコさんもサブクラスがどうとか言ってたっけ。


「サブクラスに選んだ職はメインクラスと同様に成長するが……普段は総合レベルの半分のレベルに制限されている。経験自体はメインクラスと同様につんでいるから、サブクラスを後でメインクラスに据えれば本来のレベルに戻るぞ……だからサブクラスを選ばないメリットは無い。適当にでもなんか選んどけ」

「なるほど……んー、じゃあ魔道具師で」


 『魔』と付いているし、呪術師クラスのなんか役に立つかもしれないしな。


「よし、メインが呪術師でサブが魔道具師だな。ほら、この番号札を持って左奥の部屋に行きな。そこでクラスの焼き付けをするからな」

「お、おう……じゃあ、トオコさん」

「うむ、私はここで待っているから行ってくると良い」

「ええ、行ってきます……」


 そして、俺は扉の向こうへと進んでいった。




スマフォ買ったよ!

シノさんが羨ましくて(笑)

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