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異世界からの竜王様


「竜王って、最後相当苦労して倒した気がするが」


「倒されてません!眠いから寝てただけです」


「えーと。イリーナナッシュネイ」

「イリーナ・アッシュレイ!最強の赤!竜王じゃ!」


さっきまで人の作った飯をバクバク食らっていた

金髪で赤目の少女。


自称 竜王。


ちなみに俺は、シマダ・ユウキ 自称 元勇者!


捕まって報道されたら笑い草だな。


「完膚なきまでに倒しましたけどね。あの後仲間が財宝探すのに丸一日かけてたけど、ぴくりとも動きませんでしたけどね」


「眠かったの!疲れてたし。あとブレス吐きすぎて、お腹も痛かったし!」


かつて、異世界で魔王とも竜王とも恐れられた存在。


最強の赤 魔神 最強竜 様々な呼び名があったが、


一番呼ばれてた称号は竜王。


そして俺は召喚勇者として、仲間ともにコイツと死闘を繰り広げ、見事打ち倒した。はず!


だが、今、小学生の言い争いの如く。口喧嘩をしている。



「完全に伸びてたじゃないか」


「起きてたわよ!人の鼻先で焼肉してたでしょあなた!」


あーやってたな。肉が足りないとか言って、竜王の尻尾切り落とそうって戦士がはしゃいでた。


「意識はあったんだな」


「あれは怖かったわ、切られてたら、鼻先で自分の肉を焼かれて食べられるのよ」


「猟奇だな」




「そのくせ美味しそうな匂いがずっとしてるし」


「オーケーわかった。お前があの時の竜王なのは理解した」


イリーナが胸を張っている。

「なんでその格好なんだ」



「あんた好きでしょこういうの」


ドストライクだ。それは認める。


「俺の好みじゃない。竜がなんで人間なんだって話」


「この世界に来るためには私は大きすぎたのよ。あとゲートキーパーに怒られた」


「ゲートキーパー?」

「あなたも何度もあってるでしょ。あの女神」


「女神様ってゲートキーパーだったのか」



「自分の好みでスキル配ったり、暇つぶしで世界を混乱させてるくそ女よ」


なんかイメージと違うな、上品な女神様に見えたけど。


「こっちに来る誓約で、竜だめ、ブレスだめと色々あったのよ」

「制限されてる割には強そうだな」


「この体の最大限は出せるわよ」

細腕一本でコタツを持ち上げる。


「なるほど、一般人なら相手にならないな」


「クマなら一撃よ」


拳を誇らしく俺に見せてくる。

少女が強がってるように見えるけど、本当なんだろうな。



「北極で白いクマを」


「てか北極?」


「そう、あの女!ハードモードとか言って極寒の地に放り出したのよ」



なんだか苦労してるな。

俺も、異世界初日は草原だったな。いきなり狼の群れに襲われた。


似た仲間か。優しく聞いてやろう。


お茶とお茶菓子を用意して、腰を据えて聞いてやった。


スキルが制限され、体も制限された。

多少、使えるスキルもあるが、この世界に影響を及ぼすと強制送還されると。


観光に来た人かな。


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