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コピー能力を手にした俺は異世界で無双できない〜異世界転生ってヌルゲーじゃないの!?、みんな強すぎるんですけど!?〜  作者: かたろーしゅ
第一章 フランヴェロア王国編

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8/13

しつこい謝罪ってめんどくさいよね

忙しくて全然執筆できませんでした…(´・ω・`)

 前回までのあらすじ!

 俺は、片桐 仁!17歳、高校二年!

 とある日の下校途中に工事現場から資材が落ちてきて、その下敷きになり死んでしまった。

 目を覚ますとそこは、真っ白な世界!急に神様(?)が現れ、死んでしまった事実と、これから異世界転移することを告げられる。

 夢だと呆れた俺は、意識を失った。

 再び目を覚ますと、なんとびっくり遺跡の最深部に安置された棺の中!

 状況を理解できないまま、見知らぬ男女5人組と出会う?

 またもやびっくり俺全裸!少女が魔法で俺の息子を焼却処分。痛みで失神。

 その後、目覚めて息子の無事に安心。チ◯コを焼いた少女と再会し唯一着ていたズボンを毟り取られ、別の少女に元気な息子を見られ微笑まれる。

 意気消沈もつかの間、4人の男達に全裸のまま尋問を受けた。話の末に俺は転生者(聖人)と判明しハッピーハッピーハッピー!!服も貰えて全裸卒業!

 喜んでいると、遺跡で出会った男3人が俺に近づく!

 わたしぃ〜これからどぉなっちゃうの〜


 薄っすい内容の転生劇を終え、片桐 仁の運命やいかに。



 これからの人生に想いを馳せ、夢想するジンの元に3人の青年が近づく。

 3人は神妙な面持ちで顔色が悪い。ジンとは正反対で、これから断頭台に向かう囚人が如く出で立ちであった。

 ジンが3人が近づいてくるのに気付き振り返る。

 すると、3人は片膝を折り右拳を心臓の位置に置いた。


「聖人様、本当にすみませんでした。私のパーティメンバーが、あなたに危害を加えてしまった事について伏して謝罪いたします。」

「え…あっ…はい」


 どうしたものだろうか、よくよく考えたら男の最も大切な部位を燃やされたんだったな…

 異世界転移した事が嬉しすぎて、正直今の今まで忘れていた。

 けど、普通だったら警察沙汰というか…死んでたかもしれないんだよな…

 こういう時どうすればいいんだろうか、一介の高校生でしかないジンにはよくわからない。


「あの…すみません。俺も色々と突然の事でどうすればいいかわからないので、事情を聞かせてくれませんか?」


 取り敢えず話を聞こうと、3人に声をかけるとジュールが話し始める。


「あなたに向けて魔法を放った彼女は、子供の時に誘拐された経験がありまして…その時に犯人たちに暴行を受けまして、それが原因で発作を起こしてしまうのです。今は日常生活に支障がでない程度に落ち着きましたが、今も男の裸を見ると思い出してしまうようで…」

「そうですか、俺の怪我は治療しくれたんですよね?」

「はい、エリクサーを使いまいした。それと、パーティの白魔道士が心肺蘇生を」


 え?エリクサーって…ゲームとかで出てくる最高位の回復薬だよね…

 蘇生?火傷とかってレベルじゃなかったって事??


「相当な重症だったって事ですか…?」


 恐る恐るジュールに聞くと、沈痛な面持ちで頷いた。


「回復できたとはいえ、聖人様の命を危険に晒してしまった事、重ねて謝罪します。どうか、俺の命だけで許して頂けないでしょうか!」


 3人は頭を上げず片膝をついたまま俺の言葉を待った。


 どうしよう…どう落とし所を見つけたらいいのだろうか…

 え?命?


「ちょっと待ってください!?命?そんな!?」

「聖人様に差し出せるものは、この命の他には…」


 3人とも顔を伏せたまま話すため表情は伺えない。

 ルネはワナワナと肩を震わせ、ドニは胸に当てた拳から血が滴り落ちる。

 怖い!怖い!怖いって!


「待ってください!命なんて要りません!高価な回復薬も使って頂けたみたいですし…傷跡や後遺症も残ってないですから。それに、こうして謝って貰っているわけですから…」

「…ありがとうございます」


 3人は安堵し強張っていた身体から力が抜ける。

 土気色した肌の色にも赤みが戻っていくように感じられる。


「…」


 テントの中には男4人、誰も声を発しないまま沈黙が続く。

 あれ?この後、どうすればいいの?

 3人とも頭を下げたまま動かないし。

 苦しゅうない!面を上げぃ!とか言えばいいの??


「あっ…ぁのぅ…顔を上げてください。謝罪は受け取りましたので…」

「「失礼します」」「ッス・・」


 わぁ…3人とも顔がいいな…

 じゃなくて!これからどうすれば良いんだろう…

 3人がジンを見つめ、ジンがどうすればいいかわからず視線を外すとポールがクロエとゾエを連れて戻ってくるのが見えた。


「ポールさん!」


 助けて!!どうすればいいの!!!


「はい、失礼いたします。」


 そう言って近くまで来ると顔を伏せ片膝を降り拳を胸に当てる。

 跡をついてきた二人は顔を伏せ両膝をつき胸の前で両手を組む。

 男3人も再び顔を伏せる。


 もういいよ!!

 状況悪化してるじゃん!!!


「あの…皆さん顔を上げてください…」


 6人が顔を上げると再び沈黙が訪れた。


「…」


 俺が喋んなきゃいけないの…?

 わかんねぇよ…


「謝罪は受け取りましたので、皆さん普通にしていただけませんか…聖人と言われましても、ここに着たばかりで何がなんだかわからないので。あと、そんなに畏まられると話しづらいので!お願いします!」

「そうですか。承知いたしました。」


 そう言ってポールだけ立ち上がる。

 5人は今だ頭を膝をついたままだ。

 めんどくさ!!!!


「それで、聖人様?」

「ジンと呼んでください!」


 めんどくさくなってきたジンは、ぶっきらぼうに告げる。


「承知しました。ジン様、それでエペ・トラジェクトの面々への沙汰はいかように?」

「え?謝罪は受け取りましたので…もう終わりでいいのですが?」

「「「「「!?」」」」」


 驚くエペ・トラジェクトの面々を他所にポールが続ける


「ジン様…無罪放免というわけにはいきませんので…」

「えぇ…もうめんどくさいんですが…」


 いつまで続くんだろう…この会話、早く冒険とかしたいんだけど…


「でしたら、ご提案させて頂いてもよろしいですか?」

「お願いします…」

「ジン様は、異世界より転移させてこの世界について何もわからない状況化と存じます。

 なので、当面の護衛とこの国の一般常識等を教示いただくというのは如何でしょうか。」

「ぉう…目から鱗ですね、是非お願いしたいです!」

「ご配慮ありがとうございます。私はこれから早馬で王都へ向かい、ギルド本部へ報告に向かいます。ジン様も追って、王都へ向かっていただきたいのです。聖人様の降臨は国事となりますので、それ相応の方が護送に当たらなければなりません。幸い、ここにいるエペ・トラジェクトの方々なら、ふさわしいのでギルドとしても依頼したい状況でしたので助かります」

「こちらこそありがとうございます!」

「ジュールさん、よろしいですか?」

「はい。聖人様、御恩情に感謝いたします。」

「もういいって!!」


 聖人と呼ばれる事へのむず痒さが爆発した。

 めんどくさいって!!!

ご拝読ありがとうございます。

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引き続きよろしくお願いします。

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