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コピー能力を手にした俺は異世界で無双できない〜異世界転生ってヌルゲーじゃないの!?、みんな強すぎるんですけど!?〜  作者: かたろーしゅ
第一章 フランヴェロア王国編

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レ・アン=ヴィ大墳墓調査5

書き置きを1話だけ投稿します!

 いやいやいやいや!

 悔いしかないよ!美少女に醜態晒して微笑まれただけだよ!!??

 恥ずかしすぎる!もうお嫁に行けない…

 てか、ここにいるみんな誰なの?この場所も全く見覚えないんだけど、

 テントだよねこれ?キャンプに来た記憶ないんだけど??

 ちょっとまって?

 これ夢じゃないならチ◯コ炎上も夢じゃないってこと?

 なんか、パワーワードだな…


 ちょっとおもしろかった。

 そんなことはどうでも良いんだよ!!

 状況を整理しよう。

 今、俺は椅子に座らされて後ろ手に縄で縛られている。

 足は椅子の脚に括られて完全に身動きが取れない。

 あっれれぇ?おかしいぞぉ?

 さっきまで美少女二人といたのに今はおっかない外国人の兄ちゃん達に囲まれているんだけど…

 え…美人局?俺なんかヤバいことに巻き込まれている!!??


「手荒な真似をしてすまない。あなたには間諜容疑がかけられている。ここから国際法に基づく聴取を行わせてもらう。俺の名はジュール。A級冒険者パーティ「エペ・トラジェクト」のリーダーをしている。冒険者ギルドの要請で「レ・アン=ヴィ大墳墓」内の調査を行っていたところ、あなたを最深部で発見した。外から侵入した形跡が確認できないことから違法的な転移魔法の行使及び不法入国の嫌疑を持って尋問させてもらう。」

「私は冒険者ギルド「レ・アン=ヴィ大墳墓」駐屯職員のポールです。略式尋問の立会証人として同席させていただきます。」

「ちょ!ちょっと待ってください!なんの事やら全然わからないんですけど!冒険者?ギルド?どうゆうことですか?縄を解いてください!」


 眼の前にジュールとポールと名乗る男2人が立ち、淡々とした声色で話す。

 その後ろに身長2m近い筋骨隆々の大男と細身のチャラそうな男が立ってる。

 一介の高校生の俺には逃げることは到底できる状況じゃない。


「身体拘束以上に手荒な行為は行わないと冒険者ギルドの名のもとに誓います。なお、聴取にはこちらの魔道具を使用させていただきます。ご存知かと思いますが「真偽の宝珠」です。発言の真偽を光で示すもので、ご自国のものとは多少違いはあると思いますが虚偽の発言を行うと明滅します。回答いただけないことが多い場合は拘置ののち、裁判を受けて頂くこととなります。正確にご回答いただける事を願います。」


 ポールと名乗る男は、拳2つ分程の大きさの珠を俺の両腿の間に置いた。

 すると、「真偽の宝珠」は眩い光を放ち金色に光り輝く。

 なんか俺の股間、めっちゃ光ってるんですけど!!??

 めっちゃ恥ずかしい!これが普通なのおかしくない!?


「ぷっ…くくくくっ…」

 あ!後ろのチャラ男めっちゃ笑ってんじゃん!!

 絶対おかしいだろ、隣の大男も直視しないようにしてるし!


「なっ…なか…なかに…すばらっ…しい魔力量を…お持ちのようで…くっ…も、申し訳ございません。大変失礼いたしました。では、質問を始めましょう…ぶっ!!」


 これなんていじめなの?

 ねぇ、怖いし、恥ずかしいし…俺、そろそろ泣くよ?

 てか、この人たち明らか日本人じゃないのにめっちゃ流暢に日本語喋るじゃん。

 違和感仕事してよ。

 全然状況がわからないまま話が進んでいくんだけど…


「みんな、笑うな話が進まない。」


 そいういうジュール?さん?も口元引きつってますけどね!


「まず、名乗ってもらえるか。それと黒髪、黒目この周辺国の人間でないな…どこの国のものだ」

「名前は、片桐 仁です。どこの国って…日本ですけど…?ジャパンって言ったほうが伝わりますか?」

「ニホン!?」

「まて、ポール知っているのか?」

「い、いえ…それより先に聴取を進めましょう、嘘は言っていないようですがもう少し話が聞きたいので…」


 何その反応…本当に怖いんですけど、眼の前のイケメンも、隣の真面目そうな人も…後ろの筋骨流の人なんてもっと怖いし…あ、チャラ男が笑わなくなった…めっちゃ睨んでくるじゃん!

「あの…これなんですか?なにかのコスプレイベントか何かですか?すみません、俺何かの手違いで紛れ込んでしまったみたいで…帰りたいのですが…」

「何をわけのわからないことを、帰れるわけがないだろう。帰りたければ身の潔白を証明してみせろ。貴族だからと言って手緩くなると思わないことだな」


 訂正します。笑わなくなったイケメンも怖いです。


「すみません、貴族ってどうゆうことでしょうか…俺、そんな大層な身分じゃ…」

「家名を名乗っているだろ?宝珠は反応していないな…」

「失礼、私から2つほど質問させていただきます。」


 ポールと呼ばれた男が手を上げた。


「現在の暦を言ってください。」

「え…っと令和…何年だっけ…にせんにじゅう…」

「いえ、結構です。ではその前は?」

「え?えっと…平成。この答えであってますか?」

「大丈夫です。最後に「桃」が流れる音は?」

「ど…どんぶらこ、どんぶらこ?」

「これは、確定ですね…手荒な真似を失礼いたしました。今、縄を解きます」

「ポール、どういうことだ?説明してくれ」


 そう言って、ポールが縄を解く。


「危険はありません…ですが由々しき事態です。彼は「聖人」の可能性が高いです。情報収集の後直ちにギルドへ報告しなければ…」

「「「聖人!!??」」」

「あ…あの〜…」

「如何いたしましたか?」

「誤解も解けたようなので…なにか着るものをいただけませんか…いい加減、腰に布一枚というのは…」

「「あ」」

「ぶふっ!!」


 チャラ男また笑いやがったな!!ゆるさねぇからな!



 そうこうしていると、ポールさんが服を持ってきてくれた。

 着替え終わると、ポールさんが声をかけてきた。

「真偽の宝珠」は今は手に持っている。光りすぎだろ…顔に近いから、すげぇ眩しいんだけど。


「急かして申し訳ございませんが、先程の話の続きをお聞かせいただけますか?」

「あ、はい…その前に…この玉、持っていないとダメですか?すっげー眩しいんですけど…」

「恐縮ですが、お願いしてもよろしいでしょうか。本来ここまで輝くなんて事はないのですが…稀に魔力量の多い方がお持ちになると光量が増すと聞きますが、ここまでとは…」


 過電流を加えたおもちゃか何かですが?これは?

 爆発とか…しないよね…

 そうこうして、30分ほど経っただろうか。ポールさんからの質問が一段落ついた。


「名前はジン・カタギリ様ですね。歳は17、国籍はニホンで気がついたここにいて、ここまで来た記憶がないと。普段は学徒で「コウコウ」で勉強している身であると」

「はい」

「では、ここからは現状についてお話します。ここはフランヴェロア王国の南東に位置する「レ・アン=ヴィ大墳墓」という遺跡です。恐らく聞いたことがないと思います。結論からお伝えすると、貴方は転移者。こことは異なる世界から飛ばされてきた存在です。」

「え!?」


 マジか!マジか!!??聖人ってそういうこと!?

 ということは、あの神様(?)とのことも現実ってことかよ!!


「周辺国ふくめて貴方のような転移者の事を主に「聖人」と呼ばれています。過去に6名の「聖人」がこの世界に現れたと言われ、あなたの前はおよそ300年前に、同じニホンから転移してきたと記録されています…あの…聞いていますか?」

「あ?ええ!ええ!!聞いていますよ!めっちゃ来ています!」


 今すぐ叫びたい気分だった。

 異世界転移!念願の!やったぜ!!

 これから俺の物語が始まるぜ!!!Yeeeeeehaaaaaw!!!

 心では叫んでるけどね!!!


「驚かないんですね…まぁここまでにしましょうか…」


 そうして、尋問?は終了した。

 あれ?ポールさん以外の方々の顔色が真っ青だ…大丈夫だろうか。

次回で、レ・アン=ヴィ大墳墓編は最後となります。

以降、冒険者パーティ「エペ・トラジェクト」と主人公が近隣の街まで旅をします。

彼らの行く末をどうぞお楽しみに!


ご拝読ありがとうございます。

感想やコメント、リアクションをいただけると励みになります。

引き続きよろしくお願いします。

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