レ・アン=ヴィ大墳墓調査3
この話、ほぼ会話です。
読みにくくてすみません。
レ・アン=ヴィ大墳墓を脱出したエペ・トラジェクトのメンバーは入口付近に設営した野営地に到着した。
「ふぅ〜…しんどかったわ〜…」
「みんな、お疲れ様、ドニには彼を背負わせてしまってすまないな」
「・・問題ない」
全員問題なく野営地に戻ることができた。
ただ、クロエが自責の念に駆られ道中一言も喋らなかった。
「クロエちゃん、気にしないで彼が目を覚ましたら一緒に謝りましょう?」
「うん…でも…危うく殺しかけちゃったのは事実だから…」
「そうね…でも過ぎたことを言ってもしょうがないの、誠心誠意謝罪しましょ?」
クロエが声を押し殺しポロポロと涙をこぼす。
「エペ・トラジェクトの皆様!お戻りになりましたか!」
野営地に駐在しているギルド職員が声をかけてきた。
「どうしたのですか?なにか問題でも…それにその青年は…」
「すまない、少し状況を整理させてほしい。急を要する状況ではないから安心してくれ」
「すまんな〜、情報をまとめたら報告するから待ってな〜」
「お疲れだと思います、ささ、テントの中にお入りください。直に日が落ちます報告は明日お聞きします。」
「すみませんが、この青年のために一つ追加でテントをお貸しいただけますか?、クロエちゃん?一緒に彼の看病しよっか?」
「ぅん…する…」
「でしたら…あちらに空きのテントがあります。ご使用ください。」
「ありがとうございます。ほら、クロエちゃん行きましょ?、ドニ、あちらへお願いします。」
「・・ん」
「あの…それで彼はいったい…遭難者ですか?それにしては駐在員である私も見かけたことないですね、不法侵入者ですか?」
「正直わからない、遺跡の最深部で発見した。目覚め次第話を聞いてみる予定だ」
「最深部で!?それは…どういうことでしょうか…まだこの遺跡の隠し通路発見についてはギルド以外に漏れていることはないと思うのですが…」
「敵意はないと思う…恐らく…だがな…まだ禄に会話ができていなくて情報がないんだ」
「わかりました…尋問の際は私も同席させていただきます。それでクロエ様はどうされたのですか?あのように気を落とされているところは初めて伺いますので…」
「それは…発見した青年に怪我を負わせてしまってな…」
「それで、ゾエ様が一緒に謝罪をということなのですね、合点がいきました。あの様子からして故意ではではないのでしょう。」
「まぁな…」
「でもなぁ〜…流石に、ファイヤーボールでチ◯コ焼いたのは訴えられても仕方ないんじゃね〜半分炭にななってたし〜」
「ひえ゛!?」
「おい!ルネ!、いや!治療は済んでる、急ぎエリクサーも使用したんだ!傷は残っていない!」
「いや…問題は心の方なのでは…」
「だよね〜俺ならもう立ち上がれないかも〜…」
ギルド職員は股間と口元を抑えながら真っ青な顔で立ち去って行った。
テントの中しばらくするとドニが戻ってきた。
「お疲れ様、そっちはどうだった?」
「・・外傷は問題なく完治してる、問題は心の方、ゾエが言ってた」
「「だよなぁ」」
「ひとまず、その話はおいておいて、二人とも今回のことどう思う?」
「チ◯サム〜」
ゴン!
ジュールがルネの頭をどつく。
「わかってるよ〜冗談だって〜」
「なら、本題に入れ」
「正直ね〜あの棺が安置されていた空間に人が出入りした形跡は一切なかったよ〜もちろん開ける前に棺も確認してるけど開けた形跡も無ければ人が入れる仕掛けだってないはずだよ〜。至って普通の棺、魔道具って線もないだろうね〜」
「ということは、彼は人種とは別の長命種でずっとあそこにいたと?」
「・・それ、ゾニも言ってた、けど彼は人種、これは間違いないって」
「そ〜だね〜「レ・アン=ヴィ大墳墓」が造られてから一説では10世紀以上経過してるんだよ〜長命種でも無理だろ〜ね〜」
「やはり、直接聞いてみるしかないか…あと気付いた事としては棺の底に敷かれていた布団がやけに上質だったのは気になったな、全裸でいた事も相まって貴族かと一瞬思った」
「貴族だったら〜クロエだけじゃなくて…俺等全員ヤバいね〜…ははは」
「・・笑い事、じゃない」
「わかってるよ〜…はぁ…」
「そこは、やれることをやろう…最悪他国に亡命だな…気が重い」
「・・逃げる、大変」
「マルグリットの婆さんに頭下げて〜転移魔法で逃がしてもらいましょうかね〜」
「・・転移!」
「そうか!転移か可能性はあるな!」
「転移ね〜俺も〜頭によぎったんだけどさ〜あの小さい棺の中に誤差なく直接転移させるのって不可能じゃない〜人一人だけじゃなくその下に敷いてあった布団もってことでしょ〜」
「それもそうだな、完全な座標に転移させられる国家があったら間違いなく戦争が起きてる…暗殺が容易すぎる…」
「・・神の御技」
「「それはない」」
いずれにせよ情報が少なすぎるて考察のしようがない。
彼が目を覚ますのを待つことにする。
気が重い、ややこしいことにならなければ良いのだが…
もう一話行くよー!!




