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第4話 カレルバードの物語
カレルバードという町がある。
そこでは、かつてたくさんの小さな鳥たちが飼育されていた。
綺麗な羽を持つその鳥は、空を優雅に舞う事で知られていた。
名前は今とは違い、カレンバードと呼ばれていた。
そのため、カレンバードはその鳥を見世物として人々に見せ、観光の目玉として売り出していた。
しかし、ある時流行り病が流行して、鳥たちが絶滅してしまう。
それは、その鳥から作れる薬で人々を助けるためだった。
そのため、綺麗な鳥のいなくなったカレンバードは、観光客がこなくなり衰退していってしまう。
それから町は常に貧困で悩む事になった。