第1話謎の卵
誤字脱字、矛盾点などがございましたら教えて頂けると幸いです
「こちらになります!」
「ありがとう」
買い物を終わらせた男が私の方に寄ってくる
「心菜」
「終わった?」
「買い物は終わったよ。待たせてすまないな」
この人は私の兄、真琴。高身長で顔もキリっとしている。将来のお嫁さんは可愛い人だろうな
「帰るぞ。母さんが待ってる」
「分かった」
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お家に帰る
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「?」
家に帰る途中、地面に卵が落ちているのを見つけた
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卵に近づく
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「触ったらダメ!」
「!」
触ろうとした時、警察?らしき人が大きな声を出して静止してきた
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卵を触らない
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「すまない。びっくりさせてしまったね。その卵は危ないから触ったらダメだよ」
「大丈夫か?」
「うん」
後ろにいた兄がこちらにまで走ってき、心配してくれた。ちょっぴり嬉しい
「これって、あれですか?」
「そうだ。お嬢ちゃんは知らないだろうから、お兄さんから教えてあげといてね」
警察?のおじちゃんは卵を、何かの箱に入れると急いで走って行った
「ごめん」
「謝らなくていい。そろそろお前にもあのことを教えてないといけないな」
兄は悲しそうな顔をしている。なんで?
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家に帰る
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「ただいま」
「ただいま」
「ハハハ!」
お母さんは消えたテレビを見て、笑っている。いつものこと
「心菜」
兄が私を呼ぶ
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兄の方に行く
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「あの卵は割れたら何かが出てくる。卵だ」
兄は早速卵の話を始める。少し辛そうだ
「何か?」
「何かだ。俺たちと同じ人が出てくるのか、化け物が出てくるか、分からない」
分からない
「その卵はどうやって出来るの?」
「赤ん坊の代わりに生まれる」
「?赤ちゃんの代わりにあの卵が出てくる?」
「そうだ」
分からない、分からない
「心菜。それ以上はダメだ」
分からない、分からない、知りたい知りたい知りたい!
「知りたい」
「心菜!」
少しの間静寂の時が流れる
「私この卵の正体を知りたい」
「!」
兄は凄く、凄く辛そうだ。だけど私は知りたい
「手伝ってやるよ」
「いいの!」
嬉しいな!嬉しいな!
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卵の正体を追う
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