第2話 おすすめ海外ドラマ一覧 その1
【1】おすすめ海外ドラマ
将来的には個別にレヴューを書く予定です。
海外ドラマに関しては(映画や漫画とは違って)メジャー作品に限りました。
その1
『ブレイキング・バッド』(2008~2013 5シーズン完結 全62話)
ジャンル:サスペンス(ブラックコメディ)
あらすじ
ノーベル賞クラスの化学者でありながら、今はしがない高校教師の職についている主人公ウォルター・ホワイトは、ある日、末期の肺癌であることを告知される。そこで、家族に財産を残すため元教え子でクスリの売人であるジェシー・ピンクマンを相棒とし覚せい剤の製造・販売に手を染める。紆余曲折の末に闇のビジネスは成功するが、その過程で次々と悪事に手を染め、やがては巨悪をも平然と行うようにまでなる。
大犯罪者ハイゼンベルクとなったウォルターに待ち受ける運命とは。
一言
海外ドラマの最高傑作のひとつ。
重いテーマですが、暗いばかりの話でもなくユーモアに溢れています。
その2
『ゲーム・オブ・スローンズ』(2011~2019 8シーズン完結 全73話)
ジャンル:ファンタジー(戦記)
あらすじ
ウェスタロスという大陸における玉座をめぐる諸侯の戦いである。
物語が始まる十数年前、『ロバートの反乱』という事件が起こる。七王国を征服し、長らく統一王朝を築いていたターガリエン家が倒され、その傍系であるバラシオン家のロバート・バラシオンが新たに玉座についたのだ。彼に協力したのが、北部総督であるスターク家と西部総督であるラニスター家である。
物語の中心的人物は次の3人。
スターク家の当主エダード・スタークの私生児であるジョン・スノウ。彼は俗世を離れ、冥夜の守人と呼ばれる組織に加わる。彼らは七王国の北部に存在する巨大な壁の守備を数千年に渡り続けてきた。
ターガリエン家の生き残りで、今は東の大陸エッソスに逃れているデナーリス・ターガリエン。彼女は蛮族と呼ばれるドスラク族の庇護を受けるため、その長と結婚させられる。
ラニスター家の当主タイウィン・ラニスターの第三子でありながら、障害を負って生まれた『小人』であることから、周囲から嘲りを受け成長したティリオン・ラニスター。
そして、ウェスタロスの鉄の玉座を巡る争いと並行して、北からは伝説上の存在と思われていた〈ホワイト・ウォーカー〉と呼ばれる屍人たちが襲い来るのだった。
一言
原作はジョージ・R・R・マーティン著のファンタジー小説。ちなみにゲーム・オブ・スローンズとは原作第1巻のタイトル(邦題『七王国の玉座』)であり、原作シリーズの名称は『氷と炎の歌』です。
その3
『ザ・ボーイズ』 (2019~ シリーズ進行中。現在シリーズ2まで 各8話)
ジャンル:スーパーヒーロー(ブラックコメディ)
あらすじ
現代のアメリカ。しかし、そこには我々の世界とは異なり超能力を持ったスーパーヒーローたちがいた。
中でも最も権威ある存在が『セブン』と呼ばれる7人のヒーローからなるグループだ。
彼らは企業に所属し、ヒーロー活動を行う一方で芸能活動を行い、CM出演やグッズ犯罪で収益を上げていた。
主人公ヒューイは平凡な青年であったが、セブンの一人であるAトレインの起こした悪質な事故により恋人を殺されてしまう。
公平な裁きがないことに憤る彼の前に、ザ・ボーイズと名乗る集団の指導者ビリーが現れる。彼はヒューイに腐敗したヒーローたちの姿を見せつけ仲間に誘う。ザ・ボーイズはセブンの一人を拉致し、その殺害を企てるのだが……。
特別な力を持たない一般人であるザ・ボーイズとセブン、そして彼らを管理する大企業ヴォート社との戦いが幕を開ける。
一言
2019年の話題作。Amazonプライム・ビデオでしか見ることができません。
その4
『ウォッチメン』(2019 完結済み 全9話)
あらすじ
アメコミ『ウォッチメン』から34年後を描いたドラマオリジナルストーリー。
現代のアメリカに似た世界。しかし、我々の世界とは少しだけ異なる歴史を歩んでいる。
この世界にはヒーローたちがいた。しかし、彼らは特殊な能力を持たない、ただのマスクをかぶった『自警団』でしかない。ただ一人、神のごとき力を持つ超人ドクター・マンハッタンを除いて。
コミックにおいて天才科学者にしてヒーローであるオジマンディアスの策謀により、ドクター・マンハッタンは宇宙へと去り、かつてヒーローとみなされていた自警団たちはその暴力性故に非合法化された。
白人至上主義団体である第7機兵隊は、かつてのヒーロー、ロールシャッハのマスクを被り、少数民族や人種差別被害者を守る警察に反発する。警察官たちもまた、襲撃をおそれ職務中はマスクをして正体を隠した自警団として機兵隊と戦っている。
オクラホマ州タルサでかつて起こった惨劇、そこに始まるある『真実』が明らかになろうとしていた。
一言
映画版『ウォッチメン』はコミック版とは内容が少し異なります。
前作の登場人物が出てきますので、コミック版がベストですが、映画版だけでも見てから本作を鑑賞したほうがいいと思います。
その5
『ウィッチャー』(2019~ シリーズ進行中。現在シリーズ1のみ 8話)
ジャンル:ファンタジー(ダークファンタジー)
あらすじ
人間と、エルフ、ドワーフといった非人間族が共存し、魔法や怪物が存在する世界。
タイトルになっている「ウィッチャー」とは魔法の力で変異させられた人間で魔物退治を生業としている。
舞台となる大陸には、ケイドウェン、レダニア、テメリア、エイダーンの4大国に加え、ライリア、リヴィア、シントラといった小国が乱立している。南方のニルフガード王国は強大な戦力を備え、北部の侵攻を企てている。
物語の中心的人物は次の3人。
一人目は主人公であるゲラルド。白髪のウィッチャー
二人目はヴェンガーバーグのイェネファー。歪んだ体を持つ不孝な少女だが、魔法の才能を持つ。
三人目はシリ。シントラ王国のキャランセ女王の孫娘。
一言
ネットフリックス製作のテレビドラマ。日本ではコンピューターゲームで有名な「ウィッチャー」ですが、その原作はポーランドの小説です。その原作小説のドラマ化であり、ゲームの時代よりも過去の時代の話になります。
続きます