表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

もっこり八兵衛

作者: けにゃタン

「もっこり、もっこり、もっこり、もっこり」


と遠くから声を上げて走ってくる八兵衛がいた。


その光景を見ていた村長は、仏のような顔で見過ごした。


しかし、八兵衛は挫けなかった。


仏のような村長の前で、高速移動しながら


「もっこり、もっこり、もっこり、もっこり」


と連呼した。


しかし、村長は、仏のような顔で見過ごした。


問いかけに反応しない村長に八兵衛は死にものぐるいで張り付くと、村長の顔に八兵衛の唇がくっついた。


そして、八兵衛は高速移動しながら


「もっこり、もっこり、もっこり、もっこり」


と連呼すると、村長と八兵衛の舌が絡み合い離れなくなりました。


その光景を見ていた村人たちは、二人を引き離そうとしますが複雑は絡み合った二人の舌は解けませんでした。


諦めた村人は、絡み合った二人をそのままコンクリートで固め、記念碑にしました。


それから、数百年が経つと二人がいた村は、神霊スポットになりました。


それから、深夜になると二人の石像から訪れる若者たちの耳元で


「はい、もっこりさん」


という不気味な声が出るという噂になりました。


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ