報告
お久しぶりです。
ブックマーク
評価、ありがとうございました。
活動報告の中でも
お知らせしましたが
パソコンが壊れて(壊して?)しまい
小説を書いたり
投稿することが
できなくなっていました。
一応暫定的にですが
復旧いたしましたので
その分から投稿いたします。
よろしくお願いします。
「……おまた、変な感じがする、
あと胸の方、付け方わからないから
葵ちゃん、助けて」
後ろで衣服の擦れる音がして
奏の声が脱衣所に響く。
さっきまで、奏と一緒にお風呂に入り
体の洗い方と、胸とお股のケアをレクチャーしていたら
瑞樹ちゃん達が救援物資を持って来たので
下着の付け方のついでに、
アレの使用方法をさらっと教えたのだけれども
胸の下着で苦戦している様だ。
「奏、ちょっと屈んで、
そう、胸に合わせて抑えて腕通して
起き上がったら脇の肉ちゃんと寄せて
あとは、ここをこうして、あそこをあーして」
後ろから抱える様にして
胸の下着をつけるのを手伝う
微妙に膨らんでいる胸は
サイズはAからBだろうか
白い肌の、幼女と少女の間の成長途中の
微妙な曲線が見てとれ
同性でも美しいと感じる形をしていて
起き上がったときにふわりと揺れる髪の匂いも相まって
後ろ側から密着して
両手で下着の上から、胸を撫でてしまいたい衝動に駆られる。
ぼんやり思考してから
慌てて飛び避け
『私はノーマル、私はノーマル。』
と、頭の中で必死になってつぶやく。
そんな私を尻目に
「うん、わかった」
と、奏は
しばらく下着をつけようと
モゾモゾ格闘していたけれど
どうやら無事装着し終わったみたいだ。
「葵ちゃん、どう? 」
「終わった? ちょっと見せて
……サイズは大丈夫そうね、うん、似合うよ。
ごめんね、今度、ちゃんとしたの買おうね。
もし締め付けられて気持ち悪くなったら
上は外しちゃってもいいから
お股はアレつけているとこんなものだよ、我慢してね」
うわあ、奏君
本当に色白で、華奢で、綺麗な体しているなあ……
それに、女の子になった今でも
中性的な雰囲気はまだ健在、
というか、ますますパワーアップしていて
見ているこちらがクラクラしてしまう。
「あまり見つめられると……その……」
奏の顔が赤い
私、オオカミです
目の前の獲物、食べていいですか?
心の奥で暴れ始めた猛獣君を抑えつつ
話を変える。
「痛みどう? 」
「まだ、痛いかな」
「とりあえず
あとで暖かい番茶とか持ってくるから、
ベッドで横になって、カイロ当てていてね。
それでも痛かったら
楽になる体勢が何種類かあるから試してみて
あと、お股のアレ、
状況にもよるけど2、3時間おきに交換してね」
「ええ、使用時間そんなに短いの? 」
「そうだよ、結構大変なんだよ〜
寝るときには専用のもあるから
そっちに変えるように。
歩ける? 」
「うん、大丈夫そう」
しっかりパジャマを着せて
使い捨てカイロを布に包んだのも持たせて
二階に行き
奏がベッドに入ったことを確認して
部屋を出ようとドアを開けると
奏が不安そうにこっちを見ていた。
「葵ちゃん……」
「どしたの? 」
「……ありがとう」
「うん、私は皆と話して
すぐ、戻ってくるから
大丈夫? 」
「あ、うん……葵ちゃん、待っているから」
ドアを閉めた後
体から力が抜けて
よろめいてしまう。
はあ……
緊張した。
お風呂場で
とんでもない
お願いをされた私は
結局、先に自分のを見せて
構造を説明してから
奏のを確認したんだ。
……
うん
奏、ちゃんと女の子だったよ。
可愛かったなあ・・・・・・はあ。
奏は
今回、自分の体が
男でもない
女でもない
別のモノになっていないのか
とても不安だったみたいだ。
私のと
自分のを比較して
やっと安心したみたいだけれど
大きすぎる変化を受け止めきれなかったみたいで
少しの間、声を押し殺して
涙を流していた。
もし
自分が男性になったら……
どうなるのか考えも及ばないし
考えるだけで背筋が寒くなる。
奏は想像もつかないほど
不安の中にいるのだろう。
よし、今が正念場
皆でなんとかしなきゃ。
一階の居間に行くと
青藍と瑞樹ちゃん、萌香ちゃんが
ソファーに座って待っていてくれた。
彼、彼女らの姿を見て少し安心すると共に
それぞれの表情に差がありすぎで
吹き出しそうになる。
好奇心でワクテカしている
女子二人と違い、
青藍は、青い顔で挙動不審に陥っている。
青藍が慌てていて落ち着かない姿
初めて見た気がするなあ。
「奏は無事か? あんなに血が出て、救急車呼ばなくて大丈夫か? 」
私が説明しようと口を開きかけるとそれを
遮るように青藍は立ち上がり迫ってきた。
「はいはい〜、ストップ。
今説明するから落ち着いて」
心配するのは解るけれど
ちょっと焦りすぎだよ。
とりあえずズバリ結論から言うことにする。
「まず状況から言うね、
奏君、原因はわからないけれど
体はすっかり女の子になっていたよ。
今回の救援物資は、奏に女の子のアレが始まったから
買って来て貰ったんだよ
みんな、協力してくれてありがとうね」
瑞樹ちゃんと萌香ちゃんが
なぜか
「「きゃ〜」」と歓声を上げる中
青藍は信じられない思いと
やっぱりそうだったのかと言う思いが入り交じった
複雑な表情をしていた。
「信じられないと思うけれど、
さっき一緒にお風呂入って確認した。
正真正銘、体は女の子だったよ」
そこの女子二人
変な想像して喜ぶな
さっきのお風呂で百合的な何かは
無かったぞ、
無かったと思いたい……
そう、真面目な話
奏の体は女の子
でも、心は男の子のままで
混乱していて、
これからが大事だと思うのだ。
「でも、小学校三年生の時に一緒に風呂に入った時は
はちゃんと、チン……あれ付いていたぞ
なんで、女の子に変身した? 」
「そんなの私にもわからないよ、
この二週間の間で何かがあったんだと思う
青藍は、これまで通りズカズカと部屋に入るのはやめたほうがいいよ
奏、混乱すると思うから
特に初めてアレが始まってしまった女の子は
色々混乱するんだよ、特に奏は男の子として育って来ているから
いちいち入室の確認と取るとか
少し落ち着いてからの方がいいかも」
「しかし……」
「一応、私たち三人で
奏の日常生活をサポートするから
私たちでできないことは青藍に頼みたいな。
できれば、物資購入とか
奏君のお母さんと青藍のお父さんへの連絡と説明もお願いしたい」
「わかった、でも一応、これからの奏の生活について
結構変わるんだろう? 俺にもそれは教えて欲しい」
「わかった、青藍は小学校の時、女の子が大人になる時の事って
どれだけ聞いた? 」
「えっと、さわりだけ、月一のものがあるとかそう言うの」
「女の子ってね、学校で教えられた内容より、実際はもっとやることあるし
体も色々な反応が出るから大変なんだよ。
みっちり教えるいい機会だから、きっちり聞いてね
あ、一応、メモも準備してね」
「了解した」
瑞樹ちゃんと萌香ちゃんが
二階にいる奏に温かい飲み物を届けている間に
私は青藍にみっちりと
女の子と体の仕組みを説明した。
性にまつわる、様々な事柄で
生々しくショッキングな内容だったけれど
青藍くんは青くなったり、赤くなったりしながらも
しっかりメモを取って真剣に聞いてくれた。
くそう
奏、愛されているなあ。
その姿にちょっと嫉妬したのは内緒だ。
世の中
大変なことになっています。
批判したり
買い占めに走る方もおりますが
落ち着いて行動いただければと思っています。
外出時は
人混みを避け
マスクもですが
手洗いをすること
ヒビやあかぎれにはちゃんと薬を塗って
保護すること。
顔を頻繁に触らない
鼻を穿らない
家に帰ったら一番最初に手洗いをする
など
ウイルスを体や家に入れない対策が
重要になります。
また
肺炎予防には
水分補給も大事です。
いつもより多めの水分補給を心がけてください。
物語は
奏の体にまつわる秘密とか
あれやこれや出てきて
結構、佳境になる(予定)
ですが……
パソコンの環境がかなり変わり
戸惑っています。
今まで以上に
ペースが落ちるかもしれないですが
よろしくお願いします。




