おふろ
お久しぶりです。
いつも
読んでいただいている皆様方に
感謝申し上げます。
続き
書きあがりました。
今回
百合要素多量です。
苦手な方は
読まないほうがいいかも……
「葵ちゃん? 」
隣で服を脱ぎ出した
私を見て
奏は悲鳴をあげるように私の名前を呼び
タオルで顔を隠した。
うん、少しだけわかるよその気持ち
実は
私も
心臓がドキドキしている。
でもね、
今は緊急事態だから
その辺は全部無視して
きっちり教えなきゃダメだと思うんだ。
あえて
低くゆっくりと
染み込むように
語り出す。
「奏、まだ具合良くないでしょ?
そのまま一人で入るのは心配だから、私も一緒に入る。
あと、ついでに軽くだけど体のお手入れ方法とかも教えるから。
女の子と、男の子の体は違うんだよ」
「……わかった、でも、葵ちゃん
できればバスタオルは巻いてくれるかな?
僕はこのままで良いけど……だめ? 」
耳まで真っ赤になっている
顔を覆っていたタオルを少し下げ
目だけ出して小動物のように
首をかしげる奏。
ぐはあっ
意識が飛びかける。
何?
この可愛い生き物は
何?
鼻血が出そう。
落ち着け私、落ち着くんだ。
私はノーマル
私はノーマル
はー、はー
……
「わかった
いきなりだと刺激強すぎたね
私も慌てて脱いじゃってごめん」
「うん、だい、じょうぶ、
葵ちゃん、ありがとう」
ではでは
いただき……
じゃ無かった
奏のお手入れを始めますか。
「髪を洗う時は頭皮までシャンプーが届く様にしないとダメだよ
ちゃんと全体に行き渡る様にね、あとね……」
お風呂の椅子に座った
奏の髪を背後から洗いながら
基本的な洗い方をレクチャーする。
久しぶりに触ったけど
サラサラで、ツヤツヤで
何を食べるとこんな風になるんだろう?
くそ〜、ずるいなあ
枝毛とかも全然無いよ。
しばらく寝ててこれだもんなあ
磨いたらどれだけ光るんだろう?
「今日はリンスインシャンプーしかないから
それで洗うけど、時間があったら
別々のを買っておいた方がいいよ。
もー、こんな綺麗な髪しているのは反則だよ〜」
髪についた泡を流したあと
体を洗うための泡を準備する。
「体はね、泡をたくさん作って
直接肌を擦るんじゃなくて
泡で揉む様にして汚れを落とすんだよ」
「葵ちゃん何しているの? 」
「泡の準備だよ、」
「ええ〜、そうなの?
いつもは、石鹸つけて
このナイロンタオルでゴシゴシしているよ? 」
「それ、お肌傷つくから
肌荒れるから
ゴシゴシこすらないでね
こんな感じで、やってみて」
「体、洗った気がしないけど……
それに今までそんなに荒れた事ないんだけどなあ……」
その言葉を聞いて
なぜか
私の心が荒れている。
どうしてこんなにすべすべなの?
体毛も薄いし、脇も毛が無いし……
私の奏を洗う手は
首から肩を通り
背中から回って
胸まで到達する。
「胸はね……」
言葉が出ない。
何、この触り心地?
「……あの、葵ちゃん?
くすぐったいよ? 」
「胸……」
「葵ちゃん、こすっちゃダメじゃなかった?
あと背中に何か当たっているよ 」
うわあ、
大きすぎず
小さすぎず
なんかちょうどいい大きさ。
これ欲しい
ふわふわだ。
「胸……」
「う、ふ、わあああ……
抱きつかないで、落ち着いて?
葵ちゃん、ちょっと痛い
それに手つきが……」
「はっ、ご、ごめん
えっと、胸、痒かったんだよね? 」
「うん、痒くて、でも我慢していたんだけど
寝入っているうちに無意識に
触っていたみたいで
赤くなってた」
「病気になったら厄介だから
お風呂上がったら
授乳時にお母さんが使うクリーム塗ろう」
「ふええ、そんなのもあるんだ」
「うん、買ってきてもらったんだ。
お母さんになるともっと大変なんだよ」
「葵ちゃん、どうしてそういう事知っているの? 」
「おばさんが医療関係に勤めていて
色々教えてもらった。
ちなみに、お股用の薬もあるよ。
お股は粘膜で保護されているけど
ものすごくデリケートな部分だし
女子って尿道が短いから、清潔にしていないと
悪い菌が入って
炎症を起こしやすくなるんだよ」
「ほえ〜、知らなかった」
「こういうの、小学校の時
女子だけ集めて教えてくれるんだけどね
男子はそういうの教えてもらった? 」
「うーん、体の違いとか
何か見た気がするけど
あんまり覚えていないよ」
「お股は洗いすぎない様に、
あと、自分で洗ってね」
「うん、あんなに血が出るんだね
僕、パニックになって気を失っちゃって……」
「知識があっても驚くよ
個人差はあるけど結構出るからね〜
知らなければそりゃパニックにもなると思う」
「これ、毎月なるんだ……」
「そ、正確には、おおよそ28日周期かな?
でも、体調とかで前後するときもあるよ。
本当、鬱陶しいけど
仕方ないんだよね〜
ね、一緒にお風呂入るの、小学二年生以来かな? 」
「そうかも、あの時は青藍も一緒だったね」
「そういえばさっき、青藍に服脱がされていたけど
大丈夫だった? 」
「あー、うん、自分の体見て
前まであったものがついていなくて
ショックで、それどころじゃなかった」
「青藍も固まっていたものね」
「今ね、お股洗って
本当に無くなったのはわかったけど
でも、まだ実感わかないんだ。
なんか複雑で……
本当にこれ、女の子のあれなのかな? 」
「うん? 」
「……うまく説明できないけど
僕のお股
ちゃんと女の子のあれなのか
本当に不安で……」
「あー、そうね
でも男の子のあれと同じで
女の子のお股も人によって形とか大きさとか
結構、違うらしいよ、
そんなに気にしなくてもいいんじゃない? 」
「うん、そうだけど
そうじゃなくて
本当に女の子のものなのか
僕、知識がないから分からなくて……」
「えっと? 」
「だから、あの、
誰か知っている人に確認して欲しくて……
それでね……
葵ちゃん、見てくれないかな? 」
「あ、はいぃ〜? 」
思いもしない
奏のお願いに
返事をしたのだが
声が裏返ってしまう。
えええぇ〜
何この展開?
体調崩していて
なかなか
筆が進みませんでした。
やっとここまで来ました。
本当はここは
書かない予定だったのですが……
私が小学生の頃の
アレの学習時間は
男女別で
女子は割と詳しく解説していて
その間
男子は体育なんかしていました。
最近は男女の体の違いや
仕組みについて
男女一緒に
詳しく解説しているみたいですが……
アレの話は。
本当は
生きていく上で
大事なことなので
きちんと知識を教えなきゃならない
内容じゃないかなあと
考えていたりします。
あと
今更だけど
コレ、十八禁
大丈夫かな?
ダメだったら消しますので……
よろしくお願いします。




