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現代に降臨す、七玉の魔王   作者: 白ノ爆撃
−序章−「すべての始まり」
1/3

その1「入室」

 それは暗雲立ち込める日、俺は一つの出会いをした。

俺の名前は黒天龍牙、高校一年生だ。

その日の朝、七色に輝く扉に導かれて迷い込んだのは

魔王達の会議室。

この運命的な出会いをこれから綴ろうと思う。


 俺はいつも通り自分の部屋で宿題を片付けていた。別に簡単でもなければ難しくもない。毎日が退屈だ。そういえば喉が乾いたな、

「茶でも飲むか」

階段を降りようと立ち上がる大地が大きな唸りをあげる。

ゴゴゴゴゴ

激しい横揺れである。思わず、

「くっ…地震か!!」

と、声をあげてしまった。聞いたことがある。地震によりドアのフレームが歪み、部屋から出れなくなる危険性を。

「ドッ…ドアを開けなくては!!」

そして開けたとき、気づいてなかったのかもしれない。ドアが光っていたことに。

ギィ…と古びたドアを開けたような音とともに、異様な光景を目にした。ドアの外には日常とはあまりにもかけ離れた景色。夢でも見ているかの如くの衝撃。自分の部屋の外にはあるはずの廊下などなく、静でいて、それでいて美しい。大理石の床に敷かれた赤いコントラスト、そして丸く、おおきな机を囲む七つの椅子。机の上には5つのくぼみと2つの玉、そして浮かぶ赤く輝く玉に魅了された。

 そう…これが出会い。俺は赤い玉を手にした。

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