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嵐の前の静けさ。

遅くなりました。すいません。明日からは午前に投稿します。

チュンチュンと鳴く鳥の声が聞こえる。彼らに起こされた僕は、起き上がり、ベッドから降りる。

「はぁ。今日は魔物狩り、か……」

寝覚めが悪い朝だ。

僕自身、命を刈り取るということをあまり経験したことがない。あまり、というのは、魚や肉をさばいたことはあるからだ。だから、肉を見ることに関しては何も問題はない、と思う。

「でも、殺すのか。」

リリアは練習のために魔物を狩ると話していた。

頭の中には練習なんかで命を刈り取っていいのか、でもギルドの依頼を受けるらしいからどちらにしろ殺さなくてはいけないのだから変わらない、という2つの考えが浮かんで離れない。

「いや、とりあえず、今は支度をしよう。……身体洗浄クリーン

僕は魔法をおこして体を洗ってサッパリとした。

パンパンっ。

両頬を2回叩いて気合いを入れ直す。

「よし、頑張ろう!」

装備を整えてから、外に出ようとドアを開けるとそこにはリリアがいた。どうやら、僕の部屋に来用としていたようだった。

「おはようございます、シンゴ。いよいよ、ですね」

「うん。気分悪いよ」

僕がそう言うと、あははと笑うリリア。

「始めは誰でもそうですよ。私も長い事そうでした。今もたまに、考えてしまいます」

少し暗くなったリリアに、何について考えるのか、と聞くのはあまりに野暮だと思った。

この話題は続けない方が良いと思ったので隙を見て話しかける。

「とりあえず、食堂に行こうか、リリア。」

僕は階段を少しだけ降りながらそう言った。

「あ、すみません、言い忘れてました。戦闘の前にはあまりものは食べない方がいいんです。食堂には寄らず、このまま行きましょう。」

「え、なんで?」

「だって、お腹を刺されたら……」

お腹をさすりながら青い顔をするリリア。

うん、察した。

「それに、脇腹が痛くて動けなくなっても困りますしね。」

「そうだね。」

どっちにしろ外に出るには階段を使わなくてはいけないので階段を降りていく。

「では、これからギルドに行きましょう。適当な初心者向けのものを探しましょう。」

「うん、わかった。」

どうやら、どうせ魔物狩りをするなら、儲けた方が良いと思うからだろう。

こうして、僕たちは宿を出ていった。





「では、レッドウルフ討伐の任務を受けるんですね?」

「はい。それでお願いします。」

「初心者には少し厳しいかもしれないんですけど……」

リリアと話していたギルドの人が不安そうに僕の方を見てくる。

「えっと……」

自分がどうしたら良いかわからずに困る。

すると、リリアが少し胸をはってこう言った。

「大丈夫ですよ、私がいますから。」

それを見て、まぁ、それもそうですねと納得するギルドの人。

戦乙女ヴァルキリーのリリアさんがいれば問題ないでしょう。」

「うっ、できればそう言う風に呼んで欲しくないんですが……」

「あっすいません!そうでした、すっかり忘れてました~」

あははと笑うギルドの人。

ギルドの人にまで認知されてるなんて、予想してはいたけどあいかわらず知名度高いな、リリア。

「では、この依頼を発注しますね。」

「ありがとうございます、夕方には帰ってきますよ。」

リリアは話し終えると僕と一緒にギルドを出た。

「どこに行くの?」

「あ、そういえば言ってませんでしたね。これから行くのは魔の森と呼ばれる、文字通り魔物がたくさんいる森です。」

「えっ?!そんなところ行って平気なの?」

つい不安になる。

「さすがに奥まで行くと危険ですが、今回は森から出てきそうなレッドウルフの退治ですので、そこまで危険ではありません。」

落ち着いた様子で歩いて行くリリア。

「そ、そうなんだ。よかったぁ。」

こうして、僕らは魔の森へ向かった。

キリが悪くてすいません。戦闘までいきたかったんですが、力尽きました。

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