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愛山雄町の酔いどれ酒エッセイ  作者: 愛山 雄町


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12/17

第10話「目白の酒屋再び」(2015年11月7日投稿)

活動報告では写真が入れられなかったのですが、こちらはボトルの写真を入れてみました。

 今日は珍しく素面で書いています(笑)。

 なので、いつもよりノリが悪いかもしれません。


 ゴールデンウィークの話を半年も経った11月にするのもなんですが、ようやく少しだけ仕事も落ち着いた(部下でもないですが、一人増員になりました)ので、目白の酒屋、田中屋さんの話などを。


 昨年のゴールデンウィークに銀座のバーで教えて頂き、第二回の酒エッセイで紹介しました田中屋さん。

 更に今年は、神戸の行きつけのバーMMのマスターからも情報を入手し、万全の状態で突入しました。

 その戦果が下にある通りで、昨年は4本だったのが、今年は倍の8本。

(活動報告では写真が載せられませんでしたが、こちらでは写真を添付しております)


挿絵(By みてみん)

①リンクウッド(ゴードン&マクファイル)


挿絵(By みてみん)

②クライヌリッシュ(ベリー・ブラザーズ復刻ラベルシリーズ)


挿絵(By みてみん)

③ブナハーブン(デュワラトレー:カスクコレクションシリーズ)


挿絵(By みてみん)

④アベラワー(ベリー・ブラザーズ復刻ラベルシリーズ)


挿絵(By みてみん)

⑤リトルミル(ベリー・ブラザーズ復刻ラベルシリーズ)


挿絵(By みてみん)

⑥プルトニー(デュワラトレー:カスクコレクションシリーズ)


挿絵(By みてみん)

⑦ボワイエル(アルマニャック)


挿絵(By みてみん)

⑧シャプティエ(コートデュローヌのエルミタ-ジュのマール)


 8本で約8万円(送料込)。まさに大人買い、いや、某国の爆買か。


 MMのマスターから、田中屋さんに行ったらK林さんを捕まえるべしとの教えを受け、それらしき人を探しましたが、到着したのがちょうどお昼頃で中々見つかりません。

 このお店、時間を潰そうと思えばいくらでもできる――もちろん酒好き限定――ので、スコッチやコニャックなどを眺めつつ、30分ほど待ちました。

 午後一時頃、ようやくそれらしき人物を発見。それでも名札なども無く、本当にあっているのかドキドキしながら声を掛けると、ビンゴ。


「神戸のMMのG藤さんに聞いたんですが……お勧めってありますか?」


 と聞くと、


「いつもは何飲んでるの? ああ、G藤さんとこだとベンリアックね……」


「いえいえ、G藤さんところへは二ヶ月に一回くらいしか行けませんし、神戸って意外とスコッチは置いていないんですよ。ワインや日本酒なら結構あるんですけど……去年ここで買った以外だと、マッカランとかドロナック(グレンドロナック)の安い奴ですかね……」


 などと会話しながら、こちらの要望を伝えました。

 要望と言っても、基本的には委ねるつもりだったので、スコッチは飲みやすいものからピートの効いたものを三、四本くらいと、フィーヌ系を二本いう感じで伝えたところ、出てくる出てくる。


「これがお勧めかな……これは若いけど旨いよ。デュワラトレーのカスクコレクションで……これはBBR(ベリー・ブラザーズ&ラッド)の復刻ラベルで……」


 という感じで何本もお勧めされ、お店を一周回ることに。

 周りにはプロのバーテンダーさんっぽい方が何人もいらっしゃったのですが、素人の私の専属状態で一時間近く説明して頂きました。


 で、その戦果が先ほどの八本。

 既に五ヶ月くらい経っていますが、忙し過ぎて未だに三本しか開けていません。


 開けた物は①~③。


 ①のリンクウッドは「飲みやすい物で」というオーダーで選んで頂いた一本で、華やかでフルーティ、スペイサイドの上品なスコッチという印象が非常に強いお酒で、華やかさの割にはしっかりと飲みごたえのある逸品でした。


 ②のクライヌリッシュですが、クライヌリッシュは割と好きな銘柄で、ハイランドの物が飲みたい時にはよく選んでいます。今回選んだ理由は、そのラベル。ベリー・ブラザーズ&ラッド、いわゆる“BBR”の復刻ラベルを見て、「あかんわ、買わん選択肢はないわ」と思ってしまったのです。BBRは英国王室御用達の酒商で、ワインの方が有名かもしれません。私も最初にBBRに嵌ったのは、カリフォルニアのナパヴァレーのワインでした。

 このクライヌリッシュですが、クライヌリッシュらしいちょっとスパイシーな感じで、更にピートも程よく効いており、ベタなのですが、スモークサーモンとかサーディンなんかと良く合います。私の場合、さきいかをあてにすることが多いのですが(笑)。


 ③ブナハーブンはデュワラトレー社のカスクコレクションシリーズの物です。ブナハーブンはアイラ島のスコッチですが、“アイラと言えばピートを効かせたスモーキーな物”というイメージをいい意味で裏切ってくれるスコッチです。シェリー樽で寝かせたスコッチで甘い果実のような優しい香りがあり、飲み口は軽くてつい飲み過ぎてしまいました。


 他はまだ開けていないのですが、実を言うとちょっとだけ試飲させてもらっています。(田中屋さんでは基本的には試飲はやっていません。お願いしても普通は出さないそうですので、あしからず)

 ⑥のプルトニーですが、7年物にしては全く刺さることがない、まったりとした舌触りで、後でガツンと香りとコクがでるような変わったお酒でした。まだ、きちんとしたグラスで飲んでいないので、何とも言えませんが、とても楽しみにしているお酒です。


 ④のアベラワーもウィスキーのイベントで飲んでいますが、いつもの如く酔っぱらってしまい、どんな味か覚えていません(笑)。


 しかし、忙し過ぎて予定の半分も飲んでいないんです。

 いつもの年ですと、スコッチ系はだいたい一月半で一本ですから、恐らく足りないだろうなと思っていたのですが、未だに三本目の半分ほど。まあ、六月から八月に入るまでは“月”休二日制でしたから、実質四ヶ月と考えると計算通りなんですけど。

 また、年末から年度末にかけて地獄の忙しさがやってくるかと思うと……さて、酒でも飲んで嫌なことは忘れましょうか(笑)。



 次回は……あまり考えていませんが、久しぶりに日本酒ネタでもいかがでしょう。

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