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愛山雄町の酔いどれ酒エッセイ  作者: 愛山 雄町


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第1話「クリーム系カクテル」(2014年5月5日投稿)

 支援BISさんの“食エッセイ”に触発され、「酒エッセイ」なるものを書いてみました。

(あれほど楽しい話は書けませんので、あまり期待しないでください)


このゴールデンウィーク、銀座に行ってきました。

 今回の目的は、行きつけのお寿司屋さんへの顔つなぎと、銀座のバー巡り。

 バーは関西のバーテンダーさんから4軒教えてもらい、初日にすべて回るという強行軍でした(笑)。

 その中の一軒、「Bar Dolphy」さんのお話です。


 このドルフィーさんで、一番感動したのが、カクテル。

 私もカクテルは結構好きで、ギムレットなどのジンベースの物を良く飲みますし、割と腕のいいバーテンダーさん――プロの人に名前を言えば、すぐに“あのお店の方ですね”と言われるような方――の物を飲んでいるのですが、このお店でカクテルの概念が変わりました。


 クリーム系のスタンダードカクテルに「アレクサンダー」というカクテルがあります。

 正直、“クリーム系+カカオリキュール”のカクテルに、うまいものはないと思っていました。その最たるものが「アレクサンダー」であり、「グラスホッパー」だと思っていました。


 ですが、ここのバーテンダーさんの作るアレクサンダーは全くの別物。

 独特の振り方で、最初はゆっくりと大きく上下に振り、徐々に速度を上げていく振り方で、最初はギョッとする人も多いと思います。

 話を聞いてみると、より空気を含ませるために編み出した振り方だそうで、きめ細やかな滑らかなカクテルに仕上がるんです。

 そして、その振り方を見て、クリーム系のカクテルと言って出てきたのが、アレクサンダーでした。


 私もシェーカーを振っていたので判るのですが、素人が生クリームをシェイクすると、どうしても油感が強くなります。

 それがホイップしたようなクリーミィさと絶妙のバランスで、アレクサンダーってうまいカクテルなんだとつくづく思いました。


 スッキリ系のきれいなカクテルを作るバーテンダーさんはたくさんいらっしゃいますが、こういったアンティークなカクテルをおいしく飲ませてくれるバーテンダーさんって貴重だと思います。

 結局、最も苦手なカクテル、「グラスホッパー」も飲みましたが、これもうまかった。


 他では飲めない味っていうのはあるものですね。




2015年3月追記

 Bar Dolphyさんですが、店長の田辺さんが11月4日に湘南に「Bar D」をオープンされ、店長さんが山浦さんに代わられました。先日、別の場所(銀座7丁目から6丁目に移動)で再スタートされましたが、お店の雰囲気とカクテルの味は変わっていませんでした。

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