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この世界の始まり

 今から1500年前、一人の吸血鬼が生まれた。いずれ「始まりのヒト」と呼ばれるようになるそれは眷属をつくり続け、芋蔓式に数が増えていった。

結果、俺がこの世界でたった一人の「人間」となってしまった。

 1500年前と違い今の社会では、かつて「人間」と呼ばれていた存在と、かつて「吸血鬼」と呼ばれていた「ヒト」の立場が完全に逆転している。

理由は簡単、「ヒト」の何もかもが俺達に優っていたからだ。

「ヒト」は弱点が多い、銀、十字架、にんにく、鏡に映らない、棺桶で寝る必要がある、、、など数多くの弱点があり、一見ヤツらが俺達に優っているところなど何一つないように見えるが、そんな弱点が霞んで見えるほど生存本能が強く、強靭な肉体、高い身体能力を持っている。

山々を軽々飛び越え、コウモリに変身し、空を飛ぶ。

 そんな彼らが世界の覇権を取るのに1500年ものの年月がかかった理由は、俺の一族が代々「銀の会」という人間のレジスタンス同盟を作り、抵抗を続けていたからである。

だが、俺達は負けてしまった。最後に残ったのは俺と母のみ、だが、母は俺に生き残る術を教えるだけ教え、姿を消してしまった。

死んだか、あるいは、、、

 俺は生きる、人間として、この世界での自分の存在とはなんなのかがわかるまで、、、

これは俺、オスカーの旅の物語だ。

どうでしょうか?

私にとって初の連載作品です。

これから毎週日曜日(気分によって変わるかも)に最新話を投稿していくので読んでいただけたら幸いです。

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