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低殺傷火器(ローリーサルウェポン) 98

 次々と時間とあって隊員達は急いで食堂を後にする。なみだ目だった西も立ち上がり頭を下げてから食堂から出て行った。


 誠は静かに急須に湯を注ぐとそのまま近くの湯飲みを取ってカウラ達の待つテーブルに向かう。


「誠ちゃん・・・私のも!」 


 アイシャに言われてそのまま手にした急須とカウラの湯飲みをテーブルに置くとそのままもと来た道を返して湯飲みを取ってテーブルに戻る。


「本当に・・・神前曹長、いつもお疲れさまです」 


 そんなラーナの気遣いの言葉を聞いて苦笑いを浮かべる誠。


「いつものことですから」 


「そうだな、いつものことだ。ついでにアタシのも頼むわ」 


 戻ってきた要はそう言うとどっかりと椅子に腰掛ける。座ったばかりの誠はまた立ち上がり湯飲みを取りに向かった。


「そう言えば機動隊のパスでサーバーにアクセスするんだよな。機動隊の部隊長権限でどこまで入れるんだ?」 


「要ちゃん・・・何の為に要ちゃんがいるのよ。そういう時は・・・」 


「おい、アイシャ。アタシを犯罪者にしたいのか?」 


 アイシャの明らかにハッキングしろと言う態度に苦笑いを浮かべる要。だが席に戻った誠はどうせ証拠が見つかるまで止めても要がやたらとアクセスする光景を予想して苦笑いを浮かべた。


「じゃあ、皆さんよろしいですか?」 


「茶ぐらい飲ませろよ」 


「遅く来て何を言ってるのかしら」 


「潰すぞこのアマ」 


 アイシャと要の掛け合い漫才を見ながら仕方が無いと言うように笑うカウラと誠は立ち上がった。要も湯飲みを置くとそのまま静かに立ちあがる。


「神前、かたしておけよ」 


 要はそういい残してラーナ達と一緒に食堂を出て行った。置き去りにされた誠は厨房の当番の同僚達から冷ややかな視線を浴びながら仕方なく湯飲みを手に荒いものの棚に運んだ。



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