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低殺傷火器(ローリーサルウェポン) 97

「それじゃあ行くか!」 


「西は放置か?」 


 要が立ち上がるのを見て恨めしそうに彼女を見上げる西とカウラ。なんともいえないというように呆れて立ち尽くすラーナ。


「要ちゃん誤りなさいよ。大人でしょ?」 


 そんなアイシャの一言に要の顔がゆがむ。


「分かったよ・・・すまねえな」 


「ええ、僕もぼんやりしていましたから」 


「そうだよ!ぼんやり・・・」 


「もう良いわ。行きましょ」 


 アイシャはこれ以上要が何を言い出すか分からないと悟って要の腕をとった。誠とカウラは呆然と彼女達を追う。


「一応食事くらいはさせてくれるんだろ」 


「ええ、でも西園寺大尉はいいとしてクラウゼ少佐は・・・」 


 心配そうなラーナを見ながらカウラは平然と食事を続ける。そしてそこにアイシャが当然のように戻ってきた。


「いやあ・・・要ちゃんは簡単ね。喫煙所まで連れて行けばそこですぐにタバコを吸って終わりだもの」 


「それは良いから早く食え」 


「はいはーい」 


 アイシャはすぐにテーブルに座ると食事を再開する。食べるのが早い誠とカウラはすでに食事を終えて立ち上がろうとした。


「待ってくれても良いんじゃないの?」 


「片付けるだけだ。神前、とりあえず茶を入れてくれないかな」 


 誠の食器の乗ったトレーを奪い取ったカウラの言葉を受けて誠はそのまま部屋の隅に置かれた急須に向かって歩き始めた。




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