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低殺傷火器(ローリーサルウェポン) 90
誠達が到着した時はすでに現場は所轄の警察が縄張りして捜査を開始しているところだった。
「よう、遅えじゃねえか」
すでに到着していた要がそう言うと雨に濡れながら誠達が車から降りる様子を眺めている。
「アイシャはどうした」
「ああ、アイツなら車だよ。なんでも調べ物があるんだと」
要は東都警察の制服の上のコートからタバコを取り出すがすぐに捜査官に目をつけられて仕方が無いと言うように仕舞いこむ。
「突然空間が切り裂かれて気づいたら大学生のあんちゃんの腕がもげてたそうだ」
そう言うと要は捜査員達が仕切りと集まって機器を並べて調査をしている現場を指差した。降りしきる雨の中、赤い血が明らかにここで犯罪が行なわれたことを示していた。
「被害者に法術適正は・・・」
カウラがそう言った所でアイシャが渋い表情で登場した。
「被害者は宮野信二。二十二歳大学生。法術適正は無し」
「つまり自作自演は無し。完全な傷害事件だ」
そう言うと捜査責任者に挨拶をしているラーナを見やる要。
「うちの追ってる星か・・・まあその可能性が大なんだがな」
「確かに珍しい能力みたいですからね」
誠の言葉に満足げに頷くとようやく責任者と話をつけたラーナが誠に向かって歩いてきた。




