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低殺傷火器(ローリーサルウェポン) 85

「もし私達が警戒していると分かればそれだけで犯罪に対する抑止力になります。確かに犯人逮捕も大事ですがこうして未然に犯罪を防ぐことも任務の一つですから」 


 そう言って笑顔を向けるラーナ。いつも茜の助手として付いて回っていると言う印象しかない誠には非常に新鮮に見えた。カウラも頷きながら大通りに車を走らせる。


「それは分かった。じゃあ西園寺とアイシャは・・・」 


『おいおい、特殊部隊上がりを馬鹿にすんじゃねえぞ』 


 車の固定端末のスピーカーから響くのは要の声だった。


「聞いていたのか・・・悪趣味だな」 


『陰口を言おうとしていた奴に言われたくねえよ!』 


 そう言うと要とアイシャが並んで寿司を食っている場面が映し出される。


「寿司か・・・回転寿司とは考えたな」 


『まあしかたねえだろ?今の時間は開いている店が限られるんだから』 


「そうだな。カルビナ、寿司でいいか?」 


「できれば安いところが良いんですけど・・・」

 

 いつもの控えめなラーナに戻る姿が滑稽で誠は思わず噴出した。


「じゃあ・・・この近くならハンバーガーの店があったろ?」 


「そこで良いですよ」 


 カウラは誠が頷くのを見ると笑みを浮かべてアクセルを吹かした。


「そう言えば・・・西園寺はラーナが何をするか知っていたのか?」 


 そんなカウラの質問にウニを頬張りながらタレ目の要は大きく頷いた。



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