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低殺傷火器(ローリーサルウェポン) 72

「え?・・・」 


 男が黙るのを聞いて要の顔はサディスティックな笑みにゆがんだ。その様子はカウラも察したようですばやくかな目の前に手を出してきた。


「安心しな・・・じゃあどこなら法術師の客を扱うことになる?」 


 大きく深呼吸をする要。アイシャもいつ要が暴走しても良いようにと鋭い目つきで彼女を見つめていた。


「高いのを覚悟で大手に頼むか・・・さもなければ担当者に恵まれるまで何度も通うしかないんじゃないですか?」 


 明らかに殺気を帯びている要に少し驚きながら男は静かにそう言った。その言葉を聞くと要は立ち上がった。


「姐さん・・・」 


「分かった。とりあえずここの案内のリストをよこせ」 


「ホントなの?要ちゃん全部見て回る気?それに大手なんかだとプライバシー保護が・・・」 


 アイシャが文句をつけるのをタレ目でにらみ付けで黙らせた。


「仕方ねえだろ!足が資本だぜ、捜査ってのは!」 


 そう言うとそのまま一人で出て行く要。誠は男に頭を下げるとそのまま要を追った。


「西園寺さん!待って下さいよ!」 


 誠の言葉を無視してそのまま階段を駆け下りる要。誠は一階のロビーにたどり着くとそのまま全員が立ち上がって要を送り出す様に遭遇し違和感を感じながら外に出た。


「畜生!」 


 要が空を見て叫ぶ。


「仕方ないじゃないですか。狙いは良かったんですから・・・なんなら安そうなアパートを全部回って・・・」 


「そんな問題じゃねえよ!今でも犯人の野郎はどこかでニヤニヤ笑ってるんだぞ!そう思うと・・・」 


 そう言いながら要はようやく店から出てきた要にドアの鍵を開けるようにと指差した。




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