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低殺傷火器(ローリーサルウェポン) 58

「そんなことは分かっていますよ!」 


「おい、その面は『俺は厚生局事件の時も付き合ったんですよ!今回だって!』とでも言いたいのか?あ?」 


 ニヤニヤと笑いながら要のたれ目が島田を捉える。おずおずと頷く島田。そしてそこにランが当然のように現れたのでおっかなびっくり島田はランに敬礼した。


「おっと、ずいぶんシリアスな展開だったみてーだな。菰田、今日は粥か?」 


 どう見ても小学生にしか見えないランを見ると喜んで菰田のシンパの一人が厨房に駆け込んでいく。その様に呆れたと言うようにため息をついた後、平然とランは誠の向かいの椅子に腰掛けた。


「島田。アタシの判断が不服みてーだな」 


「不服と言うか・・・一応自分にはアサルト・モジュール整備班長としての責任がありますから・・・」 


「おー。それが分ってりゃいーんだがね」 


 そう言うとランは七草粥を受け取り静かに食べ始めた。その様子に菰田の取り巻きの一部にある秘密結社『エターナル幼女同盟』の会員達が萌える瞳でその様子を眺めていた。


「島田よー。アタシ等の仕事の目的はなんだ?」 


「市民の安全を守ることです」 


 即答する島田に満足げな笑みを浮かべてランが頷く。彼女はそのまましばらくスプーンを握りながら考えるようなポーズをとった。


「おい、そこ。写真を撮ったら金よこせよな」 


 密かにランの萌えるポーズを写真に撮ろうとした菰田の隣の技術下士官に鋭い目つきを送るラン。


「すいません!すぐ消します!」 


「消すくらいなら最初から撮るんじゃねーよ」 


 苦笑いを浮かべながらそう言うと再びランは静かに食事を再開した。その様子をただ待たされ続けると言うように経ったままランを見下ろしていた。


「一番必要な場所に一番適した人物を配置する。アタシは隊長からその権限を委託されて副隊長をやってるんだ。テメーの力が必要なら死にそうな状態でも引っ張り出すからな」 


「まあ島田は死なないけどな」 


 ランの言葉に茶々を入れた要をランは殺気がこもっているかのような視線でにらみつけた。



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