どうぞよろしく。 うつろい。 作者: caem 掲載日:2022/08/23 汗ばんでいた横顔は 夕焼けにも負けてやいない 初夏からようやく 晩秋へと訪れようとしていた キミのニキビは素敵だった たらこ唇も素敵だった うまく言うなら 夕焼けが似合うキミ 肩に止まる赤トンボ ぼろぼろになる桟橋で佇む姿がどうしようもなく綺麗だから 夕日が沈むまではずっと 目蓋に焼き付けていたかったんだ ヒグラシがやがて交代しようとしている クツワムシを見た 番(ツガイ)になった赤トンボがいたから そりゃあ舌打ちもする 屈託のない笑顔に