他人のために生きてきた僕ら
他人のために生きてきた僕は
他人のために魂をすり減らす
他人のために体をすり減らす
他人のために生きてきた僕は
他人のために死んでいく僕は
僕は他人のために生きてきたんだ
僕は他人の言葉ばかり背負ってきた
僕は他人の気持ちばかり背負ってきた
僕は
誰かが言うんだ
虎の威を借る狐
誰かが言うんだ
道化師のようだ
誰かが言うんだ
僕は誰かに依存して生きてきたんだ
僕だってそうだったんだ
僕は他人の言葉ばかり背負ってきたんだ
それが辛いことだってわかってたのに
大きなバツがついた
僕の本当の言葉に
咲き誇るハナマルがついた
僕の偽物の言葉に
誰かが言うんだ
虎の威を借る狐
誰かが言うんだ
道化師のようだ
とってつけたように
他人のために生きてきた僕は
他人の言葉をばかり背負って
他人のために魂を売ってきた
他人のために体を売ってきた
本当は違ったんだ
それは僕の言葉じゃない
それは僕の言葉じゃない
もう文句は言わせまい
これからは自分の言葉で喋るから
もう文句は言わせまい
真似事ばかりはやめるから
僕は僕で生きていくからさ
もう文句なんか言わせるものか
虎の威を借る狐でも
道化師のようにコロコロ化ける狐でも
愚かで下賎で卑猥な狐でも
自分のことを恥じることなく
他人の言葉を借りることなく
僕は
僕の言葉で話すから
他人のために生きてきた僕は
今自分の生を生きるよ
自分ごとですみません。




