序章 無気力神官の呟きと記憶
城が“墜ちる”。
空が燃える。
炎が、影が、其処ら中でゆらゆらと激しく踊る。
王も、貴族も。平民も、商人も。
区別なく、等しく、真っ赤な“徒花”を咲かせていく。
それをぼんやりと上から見下ろしていた。
栄光の“時”等一切感じられぬ中で、唯一崩れていなかった、塔の天辺で。
吹き上げる熱い風が揺らす髪が一瞬視界を覆い、次の瞬間には、耳に届く哄笑。
振り返り、その目に映ったのは。黒曜石のー
***
あーあ、退屈だなぁ。
何もする気がしない。
…あ、外はあったかそう。眠い、寝たい…
…うん、此処でもう気付いたかな?
はーい、無気力でーす。
ちなみに、此処は神殿の中だよ~
僕は一応、“神官”って者です。
簡単に言うと…まぁ、予想つくでしょ~?
突然だけど、べんきょーとか、めんどーだよね。
やる気起きないし。
そもそも、皆がやってることとか、だいたい聞かなくても解るしさ。
…え、おかしい?そうかな~?
まぁ、昔っからだからわかんないなぁ~
取り敢えず、さ。
何か面白いこと起きないかな。
…でも、めんどーなのは無しで。
なんて、欲張りかな?
こんな下手な作品を読んで下さった皆様、本当にありがとうございます(*´ω`*)
一応、主人公リランの性格をざっくりお伝えしておきます。
・無気力
・面倒くさがり
・自分がしたいこと以外は乗り気にならない
・まぁ、ちょっと猫っぽい
こんな感じです。
…ざっくりとか言いつつ、あんまりざっくりじゃない気がしないでもない。
が、気にしないで下さいな~
僕はのんびりさんなので、続きは不定期に更新します~
間隔が開きすぎないようには努力します。
…開いたらすみません<(_ _*)>
一応皆様へご連絡。
これは、けっしてBLじゃないので!
行動は、性格によるものであって、そういう意図はないので。
…と思ってましたが、友人のせいでそうなる可能性が…
取り敢えず、よろしくです~(*´∀`)