あらすじ・プリンをみつけなければこんなことは考えなかった
初作品。
俺たちは俺含め5にんの兄弟に、お婆さんひとり、父母、合計8人家族という大家族だ。どこに住んでるとか、年齢や好きな人なんかといった情報はタイトルを見る限り必要ないだろうから非公開ってことにしておくが、とにかく家族が多いと俺の食べるおやつの量が少ないのは確かだ。そんなある日、おれは偶然にも5個のプリンを見つけてしまった。しかも、このプリン、行列に並ばなければ食べられない、めちゃくちゃおいしいと評判のやつだ。その時俺の中でこんな言葉が頭に出てきた。(何とかしてこのプリンを独り占めできないだろうか)と。…そうおもいながら、母のほうへ目をやった。その時、二階から、「ちょっときてくれやー」とお婆さんの声がして母は急いで二階へ走って行った。そういえばたしか、よく二階からよくお婆さんに呼ばれて、二階へいくことがおおいなぁ、と思い出しながら二階へいってみた。実を言うとうちは隠れ金持ちってやつで父は一流の会社の社員だった。しかし、ケチなお婆さんは、「父さんが一流の会社で働いてることはだれにもいうな」と俺含み5人兄弟に言いつけていたので、誰も口外しなかった。そのうえ、「食べ物を無駄に買ってくるな」と父にも言いつけているため、せっかくの金持ちなのにおやつをまともにたべたこともなかった。そのためにうちは隠れ金持ちとなったのだ。そして、そんなお婆さんは自分の大切なものはすべて誕生日プレゼントとしてもらった金庫にいれているのだった。…と、そんなことを思い出してる間にお婆さんと母が会話を始める。婆「…どういうことだ。なんでわざわざ並んでまでしてそんな無駄なモンをかったんだ?」おい、プリンのどこが無駄なんだよ。母「だって、あさってにはGの(俺)の誕生日だもの。誕生日くらいにはにはおいしいものをたべてほしいものよ」婆「じゃ、なんで五個も買うんだよ。」母、「決まってるじゃない、うちは五人兄弟だからプリンは皆に食べさせるの。」…だがしかしそのプリンは全部俺のものだ。俺はその時、素晴らしい案を思いついたのだ。そして、すぐに次男にこう聞いた。「明日って確か父もお婆さんも家にいないよな!?」次「え?あ、うん、そうだけど…」 よし!そして自分の部屋に行きパソコンを起動させた。「……よし!これならあさってまでに充分間に合う!」俺はそれを注文した。 そして時はたち、いよいよ俺の誕生日。誕生日会が始まる寸前、頼んでいたものが届いた。よし…作戦を開始しよう。 続く