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拒絶

「一緒に帰ろう?」

「いやよ」

 即答だった。僕たちはまだ付き合って一週間も経っていない。

「何で? 僕たち付き合ってないの?」

「付き合ってるわ」

 彼女は僕に目をあわさないですたすたと歩く。僕は彼女の後を追いかけるように歩いた。

「なら帰ろうよ。家まで送るよ?」

「もっとだめよ」

 またしても即答。こんなに拒絶されると流石に僕でも悲しくなってしまう。

「だからなんでさ」

 最後に理由だけでも聞いた。

「だって恥ずかしいもの」

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