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 捨て猫を見つめる彼女がいた。明日は雪が降ると聞いたような。

「拾うのか?」

 僕は問う。

「私のところ飼えない」

 彼女は細い指でか弱くなく猫の頬を撫でる。

 このままだと猫は死ぬだろう。

「僕が引き取るよ」

 僕は猫の脇に手を入れる。細い胴体は栄養失調だと顕著だ。体は油や汚れで黒い。だけど僕は猫の体を撫でた。


 そいつは僕の所で住んでいるがぜんぜん懐かない。

「猫は気に入った人にしか懐かないのよ」

 もう一人はそうでもないが。

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