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わたしだけを見てほしいの

作者: もくず

薄暗い部屋の中に私は立っている。

壁には大好きな彼の写真。笑っている姿、怒っている姿、まじめな姿。どれも大好き。

彼がいない人生なんて考えられない。彼なしでは生きていけない。


あなたも同じ気持ちよね?


わたしがあなたの写真を飾っているように、あなたもわたしの写真をたくさんたくさん飾っているのよね?

あなたはどんなわたしが好き?笑っているわたし?怒っているわたし?それとも・・・。


あなたのためならなんだってするわ。

たとえば、この間あなたが街を歩いていた時、女の子が話しかけてきたでしょ?

道を尋ねてきただけのようだったけど、本当にそれだけだったのかしら?

わたしにはわかるわ。あの子はあなたと遊びたかったのよ。目を見ればわかるわ。

でもね、あの子はあなたには合わない。わたしにはわかるの。

だからあの子があなたと一緒に歩き出す前にあの子を連れていったの。

そのあとどうしたかって?あの女のことなんてしらなくていいのよ。

あなたはわたしだけ見ていればいいの。


ねぇ、あなたはわたしのこと好きよね?

わたしだけを見てくれるのよね?

他の女なんてどうでもいいのよね?


わたしはあなたを愛しているわ。

もしもあなたがわたし以外の女が好きだと言ったら、その時は・・・

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