トイレの必需品
ボカーン!
ドカーン!
今日も日本全国津々浦々で爆発音が響く。
原因はホルムズ海峡が封鎖された事による。
ホルムズ海峡が封鎖された事により石油もLNGもLPGも全て、必要量を手に入れる事が不可能になった。
ホルムズ海峡を通らずに得ることは可能ではあったが、それでも必要量には程遠い。
電力は水力発電、風力発電、太陽光発電などもあったが絶対量が足りないうえ太陽光発電の場合、夜間や曇り空が続けば発電できない。
だからガソリンも電力も配給制になる。
ガソリンは警察、消防、自衛隊などに優先的に支給され、電力は病院など停電になれば死亡者がでる所に優先的に配給された。
自動車はガソリンエンジン搭載車やEV車が無くなり、某メーカーが開発した水素エンジンを搭載した車両が普及するなど、手に入る物での代用が進む。
しかし、各家庭での煮炊きに使う燃料が無い。
その結果使用されるようになった燃料で爆発事故が多発する事になる。
その燃料は排泄物を発酵させて得るメタンガス。
水洗トイレに代わり汲み取り式トイレが普及し、各家庭から出る排泄物を発酵させて煮炊きに使うようになる。
ただ、正しく管理しないと爆発するのが欠点。
水洗トイレの時のように咥えタバコでトイレのドアを開けた途端の爆発、ポリエステルやアクリルなど静電気が発生しやすい合成繊維の服を着てトイレに入っての爆発などである。
その爆発によって爆発させた本人が丸焼けになったり、周囲に排泄物をぶちまけたりするだけで無く、便器が空高く飛ばされる事もあった。
普通は便器だけが飛んで行くだけだったが、偶に洋式便器に座ってた人も一緒に空高く飛ばされる事もある。
だから各家庭のトイレの前にはトイレの必需品として、パラシュートが置かれているのであった。




