七話 必然の出会い
二週間前、、、
「やぁ思ったよりも早い帰還だったな少年。まだ1ヶ月も経ってないぞ?」
「あぁ、そうだそうだ。私はこういうものです」
名刺
共倒 雪衣
神理探偵
「自己紹介はちゃんとしないとね」
「あぁー!ノートの人!」
共倒 雪衣より。印象深い名前だったから覚えやすかった。それに、、美人だな
「そうそうノートの人だぜ⭐︎」
うわ、喋り方も一緒だ
「えーっと永井潤です。ノートの件は本当に助かりました」
お辞儀
「おっ自己紹介とはなかなか紳士だな君は」
お辞儀返し
「それで、まぁ早速だけど。ちょっとお話しできないかな」
玄関を覗く
「あぁそうですよねどうぞどうぞ」
リビングへ通す
粗茶ですが
あぁありがとうと軽く会話をしつつ座って話をする。時刻は10時のようで家族は全員出払っていた。
「共倒さん」
「雪衣でいいよ」
「雪衣さん」
「雪衣でいいよ」
なんだこのアツ
「、、、雪衣さん」
「まぁいいか呼び方なんて、それでどうしたんだい?」
ニヤニヤと聞きたいことをわかってるくせに質問してくる
「あれは、、いったいあの現象はなんだったんですか」
「えぇーどうしよっかなー教えてあげちゃおうかなー」
棒読み
綺麗な人に意地悪されるのは、まぁ悪くないな、うん。ちょっとハマりそう。
「そんなこと言わずに教えてくださいよ、当事者には説明すべきでしょ?」
ふふ、と意地悪そうに笑う雪衣さん。
「じゃあ、等価交換しない?」
「等価交換?」
「私が君に起きたことを説明するかわりに」
「助手になってよ」
助手?ちょっと意味がわからない。まぁ確かにこの人には恩義があるしこの人の助けになりたいとは思うけれど。助手、神理探偵のってことだよな。なんで俺を助手にしたがる?
「なんで僕なんかを助手に?」
「僕なんか、ねぇ」
こっちを見つめる雪衣さんうわぁ綺麗な目肌唇、髪もすごい綺麗だ触ったら怒るかな。
「ふふ、まぁそれも混みで助手になったら教えてあげるよ」
「それに助手になってくれたら、まぁ、少し触るぐらいいいよ」
えっマジかうわどうしよなっちゃおうかな
「助手になりたいのも山々なんですけど、少し、やりたいことができて」
「へぇやりたいことねいいじゃない若い時に色々やっちゃいな」
「で、断るのかい」
ずいっと顔を近づけてくる雪衣さん真顔が怖いけどそれよりも綺麗過ぎる。唇が1cmもないぐらいに顔を近づけるうわキスしたい。
すっと顔を離す雪衣さん、なんかうわって顔してる
ぼそっと
「はぁ変態の君には少し餌が必要か、、」
聞こえてますよ
「じゃあ少しだけ話そうか、君に起きた出来事を」
「潤君、神様って信じてるかい?」