三話 虫の知らせ
ヒント
1.こちら(外側から)からはこれ以上の干渉ができない。
2.君から外側への脱出は危険である。
3.その家は、異常で特異で普通ではない。
4.時間的、空間的隔離は一概に密室とは言えない。
5.私は美女だ。
「うーん、これヒントになってるのか?」
1.こちら(外側から)からはこれ以上の干渉ができない。
「これってつまり助けは来てくれないってことだよな自分でなんとかするしかないってことかよ」
最悪だ、今の状況に救いがない。
ん?
「4がなんとなく一番大事なヒントな気がするけど、、4以外ヒントじゃなくね?ほぼ一つしか教えてくれてないのと一緒じゃねぇか」
なんだこの人。
共倒 雪衣
誰なんだいったい全く知らないぞこの人
7 : 00
7回目
体を起こす。ここまでくるとループなんてなれたものだ。
ノートを見返す。「時間的、空間的隔離は一概に密室とは言えない。」
そう言えば、時間的隔離か空間的隔離かわからないとか書いてあるけど。この場合は時間的隔離だろうな。
ループ、時間、隔離、孤独、独り、ひとり?
「そういえば、母さんとか見てないな」
自分だけ、、?
「あぁ"マジで意味わからん」
詰み、チェックメイト、王手
こういう時は参考資料を見るに限る。
「チェンソーマンとかだと、永遠の悪魔が閉じ込めてるわけだけど」
ぺらぺら
まぁ、この話の場合は、空間的隔離だけど
確かに、俺以外もこの家にいるっていう線は考えてなかったな。
即時行動
部屋を開ける、開ける開ける開ける開ける開ける開ける開ける開ける開ける、、いないか、、
「うわーちょっと期待してたんだけどな」
やはり自分一人
「あっそういえば」
窓を見る。一見脱出できそうだが罠なんだよな。
「よし、」
定規を持つ。今から試すのは、生命以外は出れるって線だ。そーっと近づける自分が燃えないように。
結果。燃えない
「そりゃそうか」
この家が特異ってことではなく多分家の中にあるものも合わせてって感じなんだろうな。
だとしたら燃える俺は特異じゃない?
普通、一般人
なんというか、やはり変だこのループ。
ループっていや人の会話が繰り返してたりとかで気づいたりするもんだけど自分以外の人が見当たらない。窓を見ても、誰もいないあるのは隣の民家
ぷーーーん
いや怒ったとかじゃなくて。虫?虫がいるのか。嫌いなんだよね虫。
「!?」
「ちょっとまてよこいつ、この虫おかしいよな?!こいつも俺と一緒ってわけじゃないよな?」
チェンソーマンのように
殺す
殺意
今までにない殺意
血は飲まないけれど
ぱちーーん
7 : 00
8回目
起き上がる。
「なにがおこった。40分経ってないぞ?!」
ぷーーん、ぷーんぷーーん
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