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器用貧乏なスライムは異世界で自由奔放に生きていく?  作者: ねぎとろ


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67話 『蜂へのリベンジ』

 おはよー!

 おはようございます! いや、こんにちはかな?

 時間とかはわからない!

 まぁ良いや。ちゃんと自分が目覚めるように考えてるだけだし!

 ってか、ホントいつになったら私は喋れるようになるのかな?

 こうして心の中で考えて自問自答してるのも悪くはないけどさ、たまには独り言でも良いから色々呟きたいじゃん!


 おはようとかだってちゃんと言いたいよ!

 誰も返してくれないだろうけどさ!


 はぁ。

 よし、とりあえず一発目の愚痴は吐いた。

 気を取り直して、モンスターを探しに行こう!


 うーん。

 あんまりモンスターが居ないなぁ。

 もしかしなくても同じ道をグルグル回っちゃってるのかな?


 そうだとしたら最悪かも。

 ……ん?

 待てよ?

 もしそうならそろそろ蜂にリベンジすれば良いんじゃない!?

 あいつらなら数は多いし、一気に成長出来るかも!

 勝てるかは分かんないけど、巣から出てきた所を小隊規模で狙えば大丈夫なはず!


 決めたなら即行動!

 いざ蜂の住処へ! 逃げてばっかりの私じゃないところを見せてやるぜ!



 ふぅー。

 ようやく辿り着いた……。

 なんでこんなに複雑な道を私は進んでいたんだ! 真っ直ぐ進んでたつもりなのに! グルグルと回っていたと思ってたのに!

 ……いや、もう考えても仕方ないか。

 よし!

 早速戦闘、ではなく、様子を伺おう!


 ふむふむ。

 ふむふむふむ。

 おっ。出てきた。

 うーん。数は数体程度かぁ。

 ま、まぁこれくらいは倒せないとこの先の巣に進むなんて出来ないしね!

 幸いにも蜂さんたちは巣を出てから私に気付いてないし、奇襲作戦を決行しよーっと!


 まずは後ろから『サンダーボルト』!


 奇襲を受けた蜂さんたちは為す術もなく焦げたまま地上へと落ちた。

 あはは。

 威力がめっちゃ上がってるなこれ。

 まぁいいや。あとやることは一つ!

 食べるのみ!


 焦げていようが関係ない! むしろ加熱処理したから安全安全!

 いただきまーす!


 うわっ、まず!

 おぇ。

 焦げすぎてまずいよこれ。

 うーん、こうなったら倒すときにもうちょっと工夫しないとかなぁ。

 もしくは食べないとか?

 いやいやいや、それは駄目。


 ま、でもこの戦法を駆使すれば少しの間なら傷を負うことなく倒せるはず!

 さーて、頑張って蜂を全滅させるぞー!


 それから私は、巣から出てくる蜂を幾度となく倒し、捕食していった。

 色んな魔法を試し、『ウィンドブラスト』を使って両断して食べた方が美味しいという結果が判明した時、ようやく蜂の巣から明らかに今までの蜂とは違う強そうな蜂が現れた。


 うぇ。

 絶対あいつ強いじゃん。

 如何にもって感じで結構な数の蜂を率いてるし……。

 私に倒せるかなぁ?

 今までの蜂は想定していた以上に弱かったし大丈夫だと思うけど、数が少し怖いかも。

 しかも隠れて見てる私に気付いてるっぽいんだよね。目が黒くてどこ見てるか分からないけど、明らかに見られてる感覚はある。


 ん?

 何の音?

 なにか飛んできてるような……。


 うわっ。

 毒針だ! あの強そうなやつ毒針を飛ばしてきやがった!

 しかも私のこと追いかけてくるし! なにこれ!


 はぁはぁはぁ。

 危なかった。

 なんとか壁に突き刺さるように動いたからなんとかなったけど、これはやばいな。

 あんなの何発も撃たれたら避けられそうにないよ。


 うげっ。

 私が逃げ回っているうちに囲まれちゃってるじゃん。

 そういう作戦だったかー。


 はぁ。こうなったら正々堂々戦うしかない。

 あのスケルトンみたいに数の暴力に簡単に勝てるとは思えないけど、成長して強くなった私の強さを見せてやる!

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