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器用貧乏なスライムは異世界で自由奔放に生きていく?  作者: ねぎとろ


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39話 楽園再び

思ったけど、タイトルに異世界ってあるのにまだ迷宮の中だけ……。

ごめんなさい。外に出るのはまだ先なんです……

 むしゃむしゃ。

 んー。

 狼さんの肉って案外美味しくないなぁ。

 なんていうか筋が多かったりするし、普通に味としても微妙。

 いや、スライムの時なら味も関係ないし、むしろ変態状態なら味があるって時点で感謝はするんだけどさー。

 まぁこんな事言っても仕方ないか。

 トカゲさんにまた変態出来るのなら、炎のブレスで焼くとかの調理も考えたんだけど、いかんせんカメレオンさんは毒ですからね。


 ってか、思ったんだけど、狼さんが微妙な味なのはもしかしたら毒を摂取させたからなんじゃないかな?

 私は毒を吐けたりするから当然の如く毒耐性はありそうだし、普通に食べれちゃうからよく分かんないけど、人間とかだともしかしたら死んじゃうのでは?

 うーむ。

 もしこれが正しかったら、これから先のご飯も毒を使っちゃえば微妙になるわけかぁ。


 どうしよっかなー。

 とりあえず次の狼さんは毒と念のため痺れ舌を使わずに倒してみて、味が今と変わらなければ毒も舌も積極的に使う方向で考えよう。

 勿論、お腹が空いてなかったり強い敵だったら問答無用で全力を出して殺すけどね。


 ま、出来たら食事くらいは美味しく食べたいからね。その為に自分の能力を縛るのは致し方ないこと。


 さーて、そうこうしてるうちに吹っ飛んでどっか行った頭はさておいて、食事は終了!

 結構お腹空いてたからまだまだ余裕で食べれるけど、次の獲物を見つけるまでは持つでしょう!

 食べてすぐに寝ようとするのは良くないし、運動も兼ねて獲物探しにレッツゴー!


 --------------


 狼さんと戦った後、私は沢山のモンスターに出会い、尻尾を上手く活用して窒息死させたり、毒や痺れを使うのは勿論のこと、擬態を上手く使って倒したりしていた。

 それに加えて、この階層においてはどうやらモンスターは集団で活動するのが多いみたいだけど、そんな時でも私の毒は役に立った。


 どうやらモンスターたちにも生存反応が働くのか、毒を恐れて逃げてくれるのだ。だからこそ、私は隠れて分断されて1匹になったモンスターを倒すことが出来る訳。

 つまり、私は卑怯だけど上手いこと生き抜いているのです。


 んー。

 でもさすがにこれだけ上手くいきすぎてるとなんか後が怖い気がするんだよねー。

 ヤバイモンスターが出てきたりだとか、擬態を見抜くモンスターだとか、そういうのが出てこられたら本当に困る。

 奇襲ありきで強い私だからこそ、それがなくなればきっと普通に負けちゃうだろうし。


 おっ?

 この壁は……やっぱり!

 やったー! 久しぶりに隠し通路を見つけた!

 これで私の第二のオアシスが見つかったぞ!


 しかもしかも、最初に見つけたオアシスと構造というか、水の位置とかもまるっきり一緒。

 多分だけど、この迷宮の隠し場所は全部こんな感じなんじゃないかな?

 いや、今はそんなことどうでもいい!

 やっと住める場所を見つけたんだ! 私はここを拠点にして次こそはニート生活を送ってみせる!


 さしあたっては水の中にいる生物や、モンスターがどれくらい来るのかを調べないと!

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