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王様ってなんだよ!

 本編スタートです。

 前話は忘れていただいて結構です。

 まぁ、本編といっても そんな大した内容ではありません。

 流して読んでいただければ本望です。

 本が好きな方や、本屋さんには怒られそうな本文です。

 読み捨てて、バッサリ斬り捨てて頂くのが作者の本懐でございます。


 このページにたどり着いていただけたことを、本当に心より感謝いたします。


「よくぞ来た。選ばれし勇者よ!」

 どう見ても外国人にしか見えない じいさんが流暢な日本語で言った。

 王様だそうだ。

 何段も高い所のやたら豪華な椅子に座ってこっちを見下ろしている。

 玉座ってやつか・・・

 でも、


 王様ってなんだよ!


 俺は、日本に住むどこにでもいるありきたりの高校生だ。

 王様?

 日本にも陛下はいる。いらっしゃる。

 国民の象徴であらせられると授業で習った。

 でも、こんな金ぴかな王冠かぶってトランプの『K』の図柄みたいな恰好はしてない。

 目の前のこいつは誰だ?

 王様だ~れだって、くじを引いたら割りばしの先に『王』って書いてあったのか?

 いや、見た目合コンに参加するような年じゃねえ

 じゃあ、誰だ?

 この王様誰だ?

 

 なんとか王国のなんちゃらかんちゃら十何世だとか

 さっき雛壇の下の方にいる奴が仰々しくガナっていたが

 なんだっけ?

 アルカンタ王国だっけ?まぁいいや

 ル〇ン三世とかルイ十何世とかは聞いたことあるけど

 なんかやたら長い名前だった。


 ふむ、

 どうやら、ここは日本じゃないらしい。

 

 王様が流暢な日本語で言うには

「わが偉大な王国の聡明な司祭プリーストによって召喚されし者よ」

 だって・・・

 俺のこと?

 召喚?

 連れてこられたって事?

 いや、正確な意味は・・・

 スマホでググりたいが、今、俺の着ているこの鎧には入ってそうにもない。


 で、

 プリーストってなんだよ!


 誰だよ、何者なんだ。

 誰だかわかんないけど

 とにかくそいつが俺をここに呼んだって事か?

 どうやって?


 いや、そもそも俺はどこを通って何に乗ってここへ来た?

 記憶がない。

 今日学校行ったっけ?

 朝飯何食った?

 思い出せない・・・

 俺は誰だ?

 王様じゃなくて、俺様だ~れだ?


 榊原健人さかきばらけんと

 高校二年。

 部活やってない。

 エッチやってない。

 彼女いない歴十六年と八か月のフツーの男の子だ。

 その普通の高二男子が、なぜ王様と対峙している?

 こんな場所で、こんな格好で・・・


「そなたには、この聖剣エキスキャリバーを授けよう」

 相変わらずヤツの日本語は流暢そのものだった。

 で、聖剣ってなんだよ!

 てゆうか、その胡散臭い名前は何?

 そのパチモンみたいな名前の剣持って何しろってゆうの?


「さぁ、勇者ケントよ、旅立つのじゃ!魔王討伐の旅へ!」

 『じゃ』って語尾はね~だろ。

 なんで俺が行かなきゃいけないの?

 自分で行けよ!アンタが。

 えっと、誰だっけ・・・

 ああ、王様でしたっけ・・・

 王様の命令は絶対!なんですよね、どうせ!


 だから・・・

 王様ってなんだよ!



次話予告

 王の間にウィザードが現れる

 三話目にしてようやく異世界ファンタジーらしい単語の現出だ

 ちっちゃい『ィ』なのか、大きい『イ』なのか

 正解を知らぬまま拙文を垂れ流す作者・・・


次回「ウィザードってなんだよ!」


 まぁ、また内容はそんなにありません・・・

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