終刻
日常に戻る一時みたいな感じです
【我が主よ。これが想定した未来なのか】
「そうだねぇ。もうすぐ想定の枠外になるけど」
【ふむ、砂時計の砂が零れ落ちるようにか】
「そうだねぇ。想定内から想定外へ向かうようにねぇ」
【ところで我が主よ。このようなこと、まだあるのか?】
「……ギクッ!?」
【この反応、まだあるんだな!】
「……今度は大丈夫だって! 作中内できちんと滅ぼすから!!」
【……では、滅ぼす手段は?】
「ネタバレになるから、これ以上の追求は止めて!?」
【まぁ、このようなことが二度と無ければ良いのだ】
「……別の前哨で出しちゃダメ?」
【……我が主が紡ぐ物語に必要なら】
「……ああ、良かった」
【はぁ……我は次の出番が来るまで待っているぞ。ではな】
「ああ、またね」
ショゴスの反乱は終わり
いつもの日常が戻った
それは狂気じみた
一人の作家の日常
幾つもの話を
彼は書き続けるだろう
立ち止まることなく
己が身が朽ち果てる時まで
ずっと一人で――
end
本編よりも長い番外編にお付き合いくださり、ありがとうございました。
サタンの投入は当初から決めてましたが、本編に入ることができなかったため、番外編で無双させました。
……仲間外れは嫌ですからね。
最後に、お読みくださりありがとうございました。