第六話
約2年ぶりの更新です
迷宮から街に戻ったユウは一回ログアウトして休憩する事にした。
ログアウトし目を開けると見慣れた机に見慣れたベッドなどが置いてある自分の部屋に戻ていた。
時計を確認すると現在時刻は午後5時30分になっていた。
悠はベッドから起き上がり夕食を作り始めた。
牛肉、玉ねぎ、人参、じゃがいもなどの具材を煮込み最後にカレーのルーを入れる。
今作っているのは紛れもなくカレーだ。
カレーの匂いに誘われて階段から誰かが降りてくる音がする。
「にぃ、今日はカレー?」
そう言ったのは今年で12歳になる妹、黒木蘭だ。
「そうだよ、今日はカレーだ」
そう言って完成したカレーをご飯と一緒にお皿に盛り付けてテーブルに運ぶ。
妹との食事の後、僕は再びイレブン・アイ・オンラインにログインした。
ログインすると目の前に真っ白な空間が広g……ってこれ前にもあったような?
暫くその場にいると予想通り白が現れた。
「今回は前回具体的な話が出来なかった、ユウ様のラスボスの件についてですがログイン中ずっとラスボスの部屋に居てもらう必要はありませんし特別な行動をしてもらう必要もありません」
「えっ、じゃあ僕をラスボスにする必要は無いんじゃ」
「いえ、前回のラスボスの件はキャラクターデータのコピーをとらせて貰う事前許可みたいなものです。
要するに正確にはラスボスとなるのはユウ様のキャラクターデータをコピーしたAIということです。
そろそろ時間です、引き続きイレブン・アイ・オンラインをお楽しみください」
そう白が言うと僕は前回ログアウトした場所にいた。
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