聖女の寄生虫は処刑されました--そうして世界は滅びました--
「聖女を召喚いたしました!」
荘厳な声が、広い部屋に響き渡った。
目を開けると、見知らぬ天井があった。
床には複雑な模様が描かれ、周りにはきらびやかな服を着た人たちがずらりと並んでいる。
……え?
なに、ここ。
私、さっきまで学校の帰り道だったよね?
どうしてこんなところにいるの?怖いよ!怖いよ!誰か助けて……!そうだ!一緒にいたトモちゃんは……?
ぽん!と隣から弾けるような音がした。
「おお……! なんと、二人も!」
誰かが歓声を上げた。
二人?
首を傾げて、隣を見る。
そこには、見覚えのある横顔があった。
さらさらの髪。きりっとした眉。少しつり上がった、大好きな目。
私の視線に気づいた彼女が、こちらを向く。
「ののか?」
「と、トモちゃん〜〜!!」
三方智香。
私の親友。
小学生の頃、いじめられていた私を助けてくれた、かっこよくて、正義感が強くて、世界でいちばん頼りになる親友。
「なんでトモちゃんがここに!?あ、でも一緒に帰ってたから!?」
「いや、それはこっちの台詞なんだけど!?」
トモちゃんも、さすがに困惑しているらしい。
そりゃそうだ。
私だって困っている。
だって、ここはどこなの?
どうして私たちは、こんなところにいるの?
「お二人とも、どうか落ち着いてください」
金色の髪をした男性が、私たちの前に進み出た。
「ここはエルセリア王国。お二人には、我が国を救う聖女としてお越しいただきました」
……聖女。
えっ。
「せ、聖女って……私たちが?」
「はい。詳しいことは、これからご説明いたします」
男性はにこやかに微笑んだ。
けれど、私にはそれどころではなかった。
異世界?
召喚?
聖女?
どうしよう。
帰れるのかな。
お母さんは? お父さんは?
もう二度と、元の世界に戻れなかったら?
胸の奥が、ぎゅっと縮こまる。
知らない場所。知らない人。知らない世界。
怖い。
怖いよ。
「……ののか?」
トモちゃんが、そっと私の顔を覗き込んだ。
「大丈夫?でも私がいる。1人じゃないよ」
私は慌てて頷いた。
「う、うん!だいじょうぶ!」
大丈夫じゃない。
でも、トモちゃんがいる。
それだけで、ほんの少しだけ息ができた。
だって、トモちゃんは私の永遠のヒーローだもん。
◇
聖女の力を調べるため、私たちは神殿へと案内された。
大きな水晶に手を触れると、私の周囲にほのかな光が浮かび上がった。
「これは……」
神官たちがざわめく。
「浄化の力が確認されましたが、その量は……」
言葉を濁されて、私は首を傾げた。
「えっと、少ないんですか?」
「……残念ながら。称号にも聖女の文字はありませんし……」
あ、やっぱり。
私はそっと肩を落とした。
だよねえ。
私、昔から運動も勉強もぱっとしないし、いじめられていたときだって、トモちゃんに助けてもらうばかりだったし。
聖女なんて、私には向いていないと思う。
次にトモちゃんが水晶に触れた。
その瞬間、神殿が眩い光に包まれた。
「なっ……!」
「これは、なんという……!」
水晶から溢れ出した光が、天井にまで届く。
神官たちは一斉に膝をついた。
「真なる聖女様……!」
「これほどの浄化の力をお持ちとは!ステータスにも隠し文字こそありますが、しっかり聖女の文字が!」
トモちゃんは目を丸くした。
「えっ、ええ!?いや、私も何がなんだか……!」
それから、私を振り返る。
「ののか、見た!?すごくない!?」
「す、すごいよトモちゃん!」
やっぱり!
トモちゃんはすごい!
勇敢で、正義感が強くて、困っている人を放っておけなくて。
そんなトモちゃんこそ、聖女にふさわしいって思ってたから、やっぱりそうなんだ!
「そっかあ……!そうだよね!トモちゃんが聖女なんだねえ」
私がしみじみと呟くと、トモちゃんは眉を寄せた。
「……ののか?」
「私、全然聖女って感じじゃないし。きっとトモちゃんと一緒だったから間違えて余計な私も呼ばれちゃったんだよぉ」
そう言って笑うと、トモちゃんはなぜか不満そうに頬を膨らませた。
「なにそれ!」
「えっ?」
「ののかは優しいし、強いのよ!!」
突然の大声に、私はびくっと肩を揺らした。
「とも、ちゃん?」
「私がののかのいいところ、たくさん知ってるんだからね!自分で自分をそんなふうに言わない!」
トモちゃんは、怒っていた。
私のために。
昔から、ずっとそうだった。
私が自分のことを悪く言うと、トモちゃんはいつも怒る。
私が泣いていると、一緒に怒ってくれる。
私が困っていると、必ず手を差し伸べてくれる。
「……うん」
なんだか、泣きそうになった。
「ありがとう、トモちゃん」
「……わかればよろしい」
トモちゃんは、ぷいっと顔を背けた。
その耳が少し赤い。
私は笑った。
ここがどこでも。
これからどうなるのか、わからなくても。
トモちゃんが一緒なら、きっと大丈夫。
そう思えた。
三方 智香 -ステータス-
称号 聖女???????
聖力 90/100
スキル 浄化 結界
田力 乃々花 -ステータス-
称号 ??制作?女
聖力 5/100
スキル 制作
◇
それからの生活は、決して楽なものではなかった。
魔物が現れる。
瘴気が広がる。
国を救うため、聖女には浄化の儀式が必要なのだという。
トモちゃんは毎日のように神殿へ呼ばれ、浄化の訓練を受けることになった。
一方、私の力はあまりに弱く、できることといえば、わずかな瘴気を薄める程度だった。
ただ、周りは聖女のオマケである私が、トモちゃんと仲良くすることをよく思っていないようで、どんどん私の環境は悪くなっていった。
トモちゃんは、その待遇に憤慨して、絶対に私を置いていかなかった。
「ののかも一緒にご飯食べるよ!」
「でも、トモちゃんは王太子殿下に誘われてなかった?」
「断ったわよ!ご飯はののかと一緒に食べるって決めてるの!」
「えっ!?そうなの!?」
「あと、今日は中庭を散歩するからね!」
「えっ、でもトモちゃん、さっきまで訓練してたよね?」
「だから何?」
「つ、疲れてない?」
「疲れてても、ののかと散歩したいに決まってるでしょ!お馬鹿!」
そんなふうに言われると、私は何も言えなくなってしまう。
トモちゃんは、いつも私を気にかけてくれた。
私が食事をしていれば守る!と言うように絶対に隣に座り、知らない貴族に囲まれて嫌味を言われて困っていれば、間に割って入ってくれる。
「私の大親友。ののかに何か用かしら?」
なんて、まるで自分のことのように怒ってくれるのだ。
……私の大親友。ののか。
えへへ。
トモちゃんはいつだって私への好意をそうやって口に出してくれる。
この世界に来たばかりの頃は、怖くて、寂しくて、何度も泣きそうになった。
けれど、トモちゃんがいる。一人じゃない。
だから、私は笑っていられた。
◇
「聖女トモカ様は、我が国にとって大切なお方。今後は王族との交流も深めていただきたい。ぜひ王宮にお越しいただきたいのですが……」
ある日、王太子殿下にそう告げられた。
「……はあ」
トモちゃんは、いかにも面倒そうな顔をした。
「それはいいんですけど、ののかも一緒でいいですよね?」
王太子殿下の笑顔が、ほんのわずかに強張った。
「ノノカ殿は……失礼ながら、聖力も乏しいですから。聖女として、今後重要な役目を担っていただくことになるトモカ様には、ゆくゆくは私、あるいは王家の者と婚約していただくことになるでしょうし」
殿下はチラッと私を見て、蔑むように眉を上げた。
「はぁ?だから?」
「……え?」
「だから、ののかと一緒じゃ駄目なんですか?」
トモちゃんは、怒りの眼差しで、王太子殿下を見つめた。
「私、ののかと離れるつもりないんですけど!」
その言葉に、胸がいっぱいになった。
王太子殿下は、君のためを思ってとかごちゃごちゃ言っていたが、憤慨するトモちゃんに折れたのか、結局、私も一緒に王宮に住むということを受け入れた。
「トモちゃん……でも私、役立たずだよ??」
「ののかは黙ってて!」
「は、はい!」
「……まったく。ののかはすぐに自分を悪く言うんだから!」
トモちゃんはため息をついて
それから、私の手を握る。
「いい? ののか。私はののかの味方だからね」
「……うん」
「何があっても!」
「うん!」
「絶対に!」
「うんっ!」
私は笑った。
トモちゃんは、絶対に私を裏切らない。
それだけは、どんな世界に来ても変わらないのだ。
◇
けれど。
この国の人たちは、私たちの関係を歓迎していたわけではなかった。
王太子殿下はトモちゃんのいないところで私を呼び出すと、別人のような顔で言った。
「聖女トモカ様が君に構うのは、トモカ様が優しく同郷のよしみで哀れんでいるからだ。勘違いするな」
「……はい」
「君のような者が、聖女の隣にいつまでもいられると思うなよ」
「この聖女の栄光を邪魔する寄生虫が……」
王太子殿下は苦々しい顔で私を見た。
そのあとも、私という足手まといがいなければ、トモカ様の栄光は約束されるのに、こんな女を庇うばかりに!と、睨まれた。
その後も、隠れて呼び出されては、立場を弁えるようにと何度も言われた。
世話をする侍女たちも、王太子殿下に睨まれている私に優しくする理由などないと、私に冷たかった。
わざと世話を怠ったり、食事を用意しなかったりした。
「聖女様……いえ、ノノカ様は聖女様ではありませんでしたね。聖女様でもないのに王宮に住むなんて、私どもとしても困りますわ」
「あら、食事がない? もうお出ししましたけど? 良いご身分ですねぇ」
トモちゃんはそれを知ると、怒り狂った。
私への嫌がらせが改善されるまで、浄化の儀式には協力しないとまで言い切り、王家に待遇の改善を迫った。
王家にとって、トモちゃんの浄化の力は必要不可欠。
だからこそ、彼らの価値観では使えない下等な存在である私を自分と同等に扱えと言う我が儘を言うトモちゃんを手放せなかった。
彼らが求めていたのは、国を救う聖女であり、王家に従う聖女。
けれど、トモちゃんは王家の思いどおりにはならず、王族の命令にも、納得できなければ平然と反論していた。
国は従順な聖女を欲していたけれど、浄化の力を人質に取られれば従わざるをえない。
思い通りにならない聖女であるトモちゃんに、王宮側はもどかしさを感じているようだった。
◇
王家が望んでいたのは、浄化して国を救う力だけではなかった。
聖女の血筋を王家に取り込み、いずれは王家の血統として聖女の力を残すこと。
そのためには、聖女トモカに王家の者と婚姻して子を成してもらう必要があった。
しかし、聖女は寄生虫を優先してばかりいた。
王族がどれだけ丁重に扱おうと、容姿端麗で人気の高い王太子殿下が好意を匂わせても、どれほど王宮での暮らしを整えようと、聖女は気を荒立てた母猫のように寄生虫を庇い、まったく懐柔されなかった。
このまま婚約を持ちかけても、きっと断られる。
そして、強制的に子を作るなどの強攻策は、神殿側からの批判が避けられない。
ならば、どうすればいいのか。
王家は考えた。
寄生虫と聖女トモカを、ただ引き離すだけでは意味がない。
聖女が寄生虫を恋しがり、王家に反発し続けるようでは困るのだ。
必要なのは、聖女自身に、寄生虫が悪辣にも自分を裏切ったのだと信じ込ませること。
大切な親友に裏切られた聖女トモカは、きっと心の拠り所を求める。
そのときに、王太子が手を差し伸べる。
そうして傷ついた聖女を慰め、支え、少しずつ王太子に心を開かせていく。
やがて、彼女が王家こそ自分の居場所だと思うようになれば。
婚約を持ちかけても、今度は拒まないはずだ。
そうなれば、聖女は王家の一員となり、その血筋もまた王家に連なることになる。
国を救う力も、聖女の血筋も、王家のものになる。
彼らは、そう考えた。
◇
そして、ある日。
私はトモちゃんの毒殺を企てた罪で捕らえられた。
もちろん、身に覚えなどなかった。
「……え?」
何を言われているのか、わからなかった。
毒?
私が?
「ち、違います。私が!トモちゃんにそんなことするはずないです……!」
「証拠は揃っている」
「でも……!」
「言い逃れは見苦しいぞ」
何度否定しても、誰も聞いてくれなかった。
そして、処刑が決まった。
*
「ふざけないで!!」
トモちゃんの声が、牢獄に響いた。
「ののかがそんなことするわけないでしょ!!」
「聖女殿、落ち着きなさい」
「落ち着けるわけないでしょ!ののかは絶対そんなことしない!」
トモちゃんは、私の前に立ちはだかっていた。
いつものように。
私を守るために。
「証拠があるんだ。受け入れられないかもしれないが、ノノカは聖女としての力が劣ることから、君を妬み、裏切って殺そうとしたんだ」
「そんなの!捏造に決まってるじゃない!」
「辛いだろうが事実だ、信じられないだろうが、彼女は君が嫌いなんだ。私は君を裏切らないよ」
王太子殿下が、トモちゃんの肩に手を置こうとした。
トモちゃんはその手を振り払った。
「汚い手で触るな!お前らが仕組んだに決まってる!ののかは私を裏切るわけないだろ!」
「聖女殿。王家への侮辱は――」
「うるさい!!」
トモちゃんが叫んだ。
「ののかを処刑したら、絶対に許さない!お前らを許さないから!!」
兵士たちがトモちゃんを取り押さえる。
「離して!ののか!ののか!!」
「トモちゃん!」
私も手を伸ばした。
でも、届かない。
トモちゃんが、泣いていた。
私のために。私を助けようとして暴れていた。
聖女の力は、人間相手では癒しの力にしかならない。
だからトモちゃんは、暴れて泣き叫ぶしかなかった。
「やだ、やだよ!ののかを連れていかないで!お願いだから!!」
私は、泣きそうになりながら笑った。
だって。
だって、トモちゃんは。
「……そうだよね」
声が震えた。
「トモちゃんは、私を絶対に信じてくれるよね……」
トモちゃんが、こちらを向く。
「ののか……!」
「トモちゃん、だいすきだよ……」
大丈夫。
私は、ひとりじゃない。
最後まで、ひとりじゃない。
「ののかぁぁぁっ!!」
トモちゃんの叫び声を聞きながら、私は目を閉じた。
そして。
田力乃々花は、微笑みながら、処刑された。
*
その瞬間。
泣き叫んでいた、三方智香の姿が、ふっと掻き消えた。
まるで、最初からそこには誰もいなかったかのように。
「……え?」
誰かが、呆然と呟いた。
つい先ほどまで、聖女を取り押さえていた兵士たちが、空っぽになった腕を見下ろしている。
王太子殿下は、目を見開いた。
「聖女様は……?」
誰も答えられなかった。
神殿に保管されていた水晶が、音もなくひび割れた。
国中に広がっていた瘴気が、再び濃くなり始める。
そして、誰も気づかなかった。
この国に召喚された二人の聖女。
いや、実際には、聖女は一人しか召喚されていなかったのだ。
もう一人は、聖女が生み出した偶像だった。
誰も知らなかった。
田力乃々花が、見知らぬ世界に召喚された瞬間、取り乱し、味方を欲しいと願ったことを。
そして、自分を守ってくれる、絶対に裏切らない親友――ヒーローを思い浮かべたことを。
その願いに応えるために、彼女自身が聖女の力のほとんどを使い果たしていたことを。
作り上げられた親友の偶像は、彼女が思い描いたとおり、聖女の力を持ち、絶対的な味方となった。
彼女は知らなかった。
自分の力が弱かった理由も。
親友が聖女の力を持っていた理由も。
最後まで、何も。
ただ、大好きな親友はそばにいて、信じてくれた。
その事実だけを抱きしめて、彼女は最期まで笑って処刑された。
*
その頃。
元の世界では、一人の少女が警察署の椅子に座っていた。
「……ののか、どこにいっちゃったのよ」
三方智香は、行方不明になった親友の名前を、何度も何度も呼んでいた。
先月まで、いつもどおりに過ごしていたはずだった。
連絡が取れなくなって。
家にもいなくて。
どこを探しても、見つからなくて。
まるで、世界から消えてしまったみたいに。
「……馬鹿」
智香は、ぎゅっと拳を握りしめた。
「帰ってきなさいよ……」
声が震えた。
「ののか……」
泣きたくなんてなかった。
でも、涙が止まらなかった。
「私、まだ……あんたに言ってないこと、いっぱいあるんだから……」
返事はない。
当たり前だ。
乃々花は、ここにはいないのだから。
智香は知らない。
遠い異世界で、自分とそっくりな偶像が、親友を守ろうと最後まで戦ったことを。
その偶像が、親友の願いから生まれた存在だったことを。
そして、親友が最期まで、その偶像を自分だと思い、心の支えにして死んでいったことを。
「……絶対、見つけるから」
智香は顔を上げた。
「絶対に、見つけてやるからね。わたしはののかのヒーロなんでしょ……」
智香が自分を鼓舞するために呟いた親友の口癖。
その言葉を聞く者は、誰もいなかった。
けれど、もしも世界のどこかで、消えたはずの聖女が聞いていたら。
きっと、こう答えただろう。
――うん。
――トモちゃんは、私のヒーローだよ。
◇
三方 智香 -ステータス-
称号 聖女の力を持つ偶像
聖力 90/100
スキル 浄化 結界
田力 乃々花 -ステータス-
称号 偶像制作の聖女
聖力 5/100
スキル 偶像制作
◇
偶像制作:聖力を5消費し、永遠に使用できなくすることで、自分がイメージした偶像を生み出す。自分の能力を偶像に付与することもできるが、付与した能力は自分から失われる。
乃々花は異世界に召喚された際、恐怖のあまり無意識に助けを求めた。その願いに応えるように、乃々花の聖力をもとに智香が生み出された。
乃々花は聖力5を永久に失い、さらに聖力90とスキル「浄化」「結界」を智香に付与した。そのため、乃々花自身の聖力は5となり、付与した能力も失われた。
乃々花にとって智香は、昔から自分を助けてくれる、誰よりも強くて頼りになるヒーローだった。智香を心から信頼し、半ば信仰にも近い思いを抱いていたため、その強いイメージが偶像を大きく強化し、乃々花自身の力をほとんど受け継いだ最強の偶像が生み出された。
隣にいたから呼び出された系の聖女オマケ召喚ものを見るたびに、「それ、本当に隣にいた本物のその人ですかね?」と思うことがありました。
だって、異世界召喚なんてヤバいことが起きているんですよ。並行世界とか、違う世界から似ている人が呼び出されたとか、ありそうじゃないですか?
こないだは、ある程度常識や時代が似ている世界から呼び出されたので、同郷かと思ったけれど、実際にはまったく違う世界線から呼び出された聖女召喚を書いたので、今回は「隣にいた親友だと思ったけれど、実際には違うし、本人じゃないもの」を書いてみました。
でも、乃々花による智香の解像度は高いので、多分、一緒に呼び出されていたら本物の智香も同じ行動をしてます。
ただ、本物の聖女は乃々花なので、一緒に呼び出されていたら逆の立場でした。
乃々花も強い子なので、そうなったら同じように足掻いてめちゃくちゃ庇います。
相思相愛のズッ友フレンズ。
乃々花は処刑されてしまいましたが、多分、前の聖女召喚と同じセカイ体系ではあるので、もしかしたら、どこかの偉い神様がひょいっと魂を拾って前の世界に戻してくれるかもしれませんね。




