第十三章:勇者たちとのバトル
今回はついに勇者パーティーとの決戦です!
シアンとガランドを応援してください!
シアンVS勇者。
ガランドVS守護剣士、アーチャー。
もはや勝負はすぐに終わりそうだ。
辺境の畑と山しかない土地にやってきた。
「勇者様」
「降伏するなら今のうちですよ」
シアンは表情一つ変えずに、
冷たく言い放った。
「は!」
「馬鹿にするな!」
「我が聖剣の剣先を握っただけで……」
「調子に乗る……」
勇者は殴り飛ばされて、
五キロメートル先の山に激突する……
そのままシアンは転移魔法で移動し、
有無を言わさず勇者を掴んで、
空高く殴り飛ばした。
「がは……」
勇者は何もすることができない。
そんな勇者を無視してシアンは追撃する。
今度は空中に先回りして、
両手を使って思いっきり殴り、
勇者を地面に全力で叩き落とす。
「う……」
勇者が叩きつけられた衝撃で地形が変わり、
凄まじい大きさと深さのクレーターが出来ている……
「降参だ!」
「や、やめてくれ!」
「……殺さないで!」
鼻血と涙にまみれた情けない顔で、
命乞いをする勇者。
一方ガランドはというと……
「お主らは真の地獄を知っておるか?」
「なんだじいさん!」
「調子に乗るなよ」
守護剣士は大盾を振りかざして、
ガランドに殴りかかるが……
簡単にかわされる。
「そんなご老体で何ができるんだ?」
「おれたちは女神の加護を受けた転生者だ!」
アーチャーも煽り散らしながら、
聖なる弓で攻撃を続ける。
矢は魔法の力で追尾性能が高くなっており、
百%の確率で対象に命中する。
「哀れじゃの……」
「自らの力に溺れ……」
「相手の力量を測ることもできんとは……」
ガランドは魔法の矢を素手で掴み、
真っ二つに叩き折る。
「嘘だろ!?」
「無限の矢を食らえ!」
アーチャーは焦り、
無数の矢の雨を降らせる。
「フン……」
ガランドは妖刀を抜刀し一振りする……
無数の刃を飛ばして、
矢を相殺していく。
「こいつ化け物だ……」
アーチャーは接近してきたガランドに、
なすすべもなく弓を奪われてしまう。
そして軽く小突かれてよろめく……
アーチャーはアイデンティティの弓を奪われて、
ショックを受けている。
「なかなかに良い獲物じゃ」
「貰っておくぞ」
「まだ戦うか?」
ガランドは戦う気満々だったが……
「そんな……」
「降参だ……」
アーチャーは地面に、
倒れ伏して諦めてしまう。
「アーチャー!」
「諦めるな!」
「女神様の力を!」
守護剣士は祈り、
聖なる大盾の力を解放するが……
「ほう」
「まだやるか?」
妖刀が勝手に飛んでいき、
大盾を真っ二つに粉砕する。
「おれの大盾が……」
「女神様から貰ったのに……」
守護剣士はショックを受ける。
「お主らに選択肢をやろう」
「逃げるか」
「それとも勇者のために戦うか?」
「孫に感謝せい」
「あの子のおかげでお前たちは……」
「生きれるのだからな」
ガランドは慈悲で選択肢を与えた。
かつての彼では考えられないほどだ。
「仕方ない……」
「逃げるのが一番だな」
守護剣士はそそくさと逃げる準備をする。
「そうだな」
「実家にでも帰るか……」
アーチャーも腰を押さえながら、
立ち上がる。
「その……」
「見逃してくれて……」
「感謝する」
「わしの気が変わる前にゆけ」
ガランドはにらみを利かせる。
「わかったよ……」
アーチャーは観念する。
「切らないでくれ……」
守護剣士も自らの最大の武器である大盾を失って、
自信を喪失する。
「さてとシアンはどうしてるかの」
「様子を見に行くとしよう」
ガランドが振り返ると……
そこではクレーターから這い出た勇者が必死に、
命乞いをしている姿を目撃する。
「もう終わったのか?」
ガランドは心配する素振りすら見せない。
「ええ」
「思っていたよりも雑魚でした……」
シアンも呆れた表情で勇者を見下ろす。
「つまらんの」
「しかしシアンの攻撃に三回も耐えられるとは……」
「さすが自称勇者どのだな!」
ガランドは勇者の王国の国旗が、
印字されたマントを引き剥がす。
「ああ……」
「僕のマントが……」
勇者は弱々しくつぶやく。
「それでは……」
「なぜこのような事態を引き起こしたのか」
「話していただけますか?」
シアンは冷たい表情で質問するが……
「話せるわけないだろ!」
「僕にはもっと偉大な使命が!」
勇者は全くと言っていいほど話が通じない。
「はぁ……」
「呆れてしまうの……」
ガランドは勇者が話が全く通じないので、
呆れかえってしまう。
勇者はどうなってしまうのか……
調子に乗った勇者をフルボッコにする回でした!
次回はなんと勇者の大好きな女神様が降臨します。
果たしてどうなってしまうのか……
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