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第4話「初プレゼン――支えてくれた“あなた”と、初めての成功」



◆ 【プレゼン任命――不安と挑戦】


ある日、会議室で突然言い渡された。


課長「次回の社内プレゼン、君が担当してみなさい、高槻くん」


悠真「……俺、ですか?」


課長「若手にチャンスを与えるのも、育成の一環だ。

失敗してもいい。まずは“伝える”ことだ」


頭では理解していた。

でも心臓が跳ねる。

言葉に詰まりそうになる。


……俺に、できるのか?


◆ 【夜――真希のサポート】


帰宅後。

プレゼン資料を前に、悠真はため息ばかりついていた。


悠真「こんなの、無理だよ……。

俺、説明とか下手だし、緊張するし……」


真希は、

静かに隣に座って、パソコン画面を覗き込んだ。


「大丈夫。

あなたが“伝えたいこと”を、

“あなたの言葉”で伝えればいいの」


悠真「でも……」


真希「……じゃあ、私に、プレゼンしてみて。

私は“あなたが守りたい人”なんでしょ?」


悠真ははっとした。

守りたい人――それは、

今、目の前にいる、

この人だった。


彼はゆっくりと話し始めた。


最初はたどたどしく、

でも次第に、真剣な眼差しで。

“誰かに伝えたい”と、

心から思える内容に変わっていった。


真希は、静かに微笑んだ。


「……それでいいのよ」


◆ 【プレゼン当日】


会議室。

上司や他部署の社員がずらりと並ぶ中、

悠真は深呼吸して、立ち上がった。


緊張で手が震える。

でも、あの日、彼女に話した言葉を思い出す。


(俺は、この仕事で、

誰かの役に立ちたいんだ――)


堂々と話し、資料を指し示し、

最後には自分の言葉で締めた。


「以上が、私の提案です。ご清聴ありがとうございました!」


静かな間の後――

拍手が起きた。


課長「……なかなか良かったぞ」


同僚たち「おー、やるじゃん」「見直したわ」


悠真は、思わず小さくガッツポーズをした。


会議室の隅で、

春日井真希もまた、静かに頷いていた。


◆ 【夜――ふたりだけの打ち上げ】


「お疲れ様、悠真」


その夜、家でふたりだけの乾杯。


悠真「……俺、ちょっとだけ、自信ついたかも」


真希「うん、ちゃんと伝わってたよ。

あなたの言葉、すごく良かった」


「……ありがと、真希がいてくれたから」


ふたりは、

お互いの存在がどれだけ支え合っているのかを

改めて感じていた。


静かにキスを交わし、

甘く、優しい夜が流れる。


◆ 【社会の中で、生きる】


まだ社会人1年目。

これからも失敗だらけだろう。


でも、

「この人に恥じない自分でいたい」

その気持ちだけは、

変わらない。


「……また、明日も頑張るか」


「うん、隣で見てるから」


ふたりの社会人生活は、まだ始まったばかりだ。




最後まで読んでくださり、ありがとうございます!

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