第3話「初めての挫折――それでも、君のために立ち上がる」
◆ 【社会人3週間目――現実は甘くない】
「……っ、またミスった……」
入社から3週間。
悠真は、資料作成ミス、メール誤送信、会議での受け答え失敗――
小さなミスの積み重ねで、どんどん自信を失っていた。
先輩社員「高槻くん、また確認不足だよ。
仕事は“頑張ってます”だけじゃダメだからね」
「……はい……」
――分かってる。
でも、空回りしてしまう。
社会は、優しくなかった。
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◆ 【真希の、職場での“他人”の顔】
それでも、
春日井真希は職場ではあくまで「厳しい先輩」。
真希「高槻くん、このデータ、提出期限今日までよ」
悠真「……了解しました、春日井先輩」
(心の声)
――冷たく見えるけど、これが“彼女”なりの優しさなんだよな……
プライベートでは優しくても、
社会では「対等な社員」として接してくれる。
そのことに、悠真は本当は感謝していた。
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◆ 【昼休み――本音】
昼休み、ビルの裏庭。
ふたりきりになると、やっと素直になれた。
悠真「……なあ、俺、このままじゃ通用しないかも」
真希は静かに聞いていたが、
優しく頭を撫でて言った。
「最初から完璧な人なんていないわよ。
私だって、最初の1年は失敗ばかりだった」
「……でも、真希は今、完璧に見えるじゃん」
「それは“見える”だけ。
完璧な人間なんて、どこにもいないの。
……でも、“誰かのために頑張る”人は、ちゃんと輝いてる」
悠真は黙って、
その言葉を胸に刻んだ。
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◆ 【夜――家では甘えん坊】
帰宅後。
社会人モードから解放された悠真は、
ソファで真希に甘える。
悠真「今日、ミスしてさ……。
先輩に怒られて、恥かいて、最悪だった……」
真希「……よしよし」
彼の頭を撫で、
ぎゅっと抱きしめる。
「私は、あなたのこと、
いつでも“頑張ってるね”って言ってあげる」
悠真「……泣いていい?」
真希「いいよ。
誰にも見せなくていい涙は、私が受け止めるから」
彼は静かに目を閉じ、
その胸の温もりに甘えた。
•
◆ 【それでも、明日は来る】
「……でも、明日も会社行くわ」
「うん、偉いね」
「真希がいるから、俺、踏ん張れる」
「……私も、あなたがいるから頑張れる」
夜、
ふたりは静かにキスを交わした。
社会の壁に何度でもぶつかるだろう。
でも、隣にこの人がいる限り、
きっと乗り越えられる。
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