【番外編②】 高槻悠真の想い「俺にとって、この人だけが“家族”だった」
俺の人生は、最初から“欠けていた”。
小学生の時に両親を亡くして、
親戚なんて当てにならなくて、
気づけば社会の隅っこに取り残された存在になっていた。
誰も信じられなかった。
誰も信用しなかった。
だって、裏切られるのが怖かったから。
でも――
あの日、あの人が現れるまでは。
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◆ あの日の出会い
あの時の俺は、本当にクズみたいなガキだったと思う。
雨に濡れて、役所のロビーでふてくされて、
「誰も助けてくれない」って世の中を恨んでた。
そこに現れたのが、
大人っぽくて、キレイで、でもどこか寂しそうな女の人――春日井真希。
「ご飯、食べに行かない?」
その時、正直「騙されるかも」って思った。
でも、
“あ、この人、俺と同じでひとりなんだ”
って、直感で分かった。
だからついて行った。
それが俺の人生を変えた。
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◆ 偽りの家族、でも本物の居場所
それからの毎日は、
家族っぽいけど、どこか不器用な生活だった。
「これ、朝ごはん……。慣れてないけど、頑張ったから」
「お、おぅ……ありがと」
俺のために料理してくれて、
学校の面倒も見てくれて、
でもどこかで線を引いてた。
たぶん、
「これは恋じゃない」
「これはただの保護者」
って、自分に言い聞かせてたんだろう。
でも俺は、
高校生になる頃には、
「この人が好きだ」って気づいてた。
それは、母親への愛じゃなくて、
恋人としての愛情だった。
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◆ 恋に変わった瞬間
中3のクリスマス。
バイト代で小さなネックレスを買って、
「いつもありがとな」って渡した時、
真希が少しだけ、涙を浮かべた。
その瞬間、
「この人を守りたい」って、心から思った。
誰にも渡したくない。
誰にも傷つけさせない。
この人が笑ってる世界だけで、俺は生きていける。
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◆ だけど世間は許さない
世間から見れば、
「母親と息子」で、
「歳の差20歳」で、
「犯罪に見える恋愛」だ。
でも俺にとっては、
たったひとりの「家族」で、
たったひとりの「彼女」なんだ。
それを誰が否定しても、
俺は絶対に譲らない。
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◆ 未来の話
まだ高校生だから、
将来のことなんて全然分からない。
でも、ひとつだけ決めてる。
俺、大人になったら、
この人を「母親」から「妻」に変えるんだ。
それが、俺の人生のゴール。
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だから、これからも――
「帰ってきたら、“おかえり”って言ってくれよ」
「俺の家族は、真希だけなんだから」
それが俺の本音。
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