表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

10/83

第10話「“母親”のフリは、もう終わり――卒業式と、君と歩く未来」



◆ 卒業式・当日


3月。まだ肌寒い春の朝。


悠真は、制服に袖を通し、

鏡の前で深呼吸していた。


「……やっと卒業か」


彼のそばには、春日井真希。

今日も、保護者として学校に同行する。


真希「……最後まで“母親役”、やり切るわよ」


悠真「もうその役、卒業してよ」


真希は、ちょっと寂しそうに微笑む。


「……そうね、今日で最後にしよっか」


◆ 式後・教室にて


クラスメイトや先生たちと最後の挨拶を交わす悠真。

その後ろで、真希もまた保護者として花束を受け取る。


先生「高槻くん、お母さん、これからも頑張ってくださいね」

真希「……はい、“母親”としては、今日までですけどね」


心の中で、そっと呟いた。


(もう、悠真の“母親”じゃなくていい。

これからは――彼の、恋人として隣にいるから)


◆ 卒業式・帰り道


学校を出たふたりは、静かな公園に寄り道する。


真希「……高校生、卒業おめでとう」


悠真「ありがと。……じゃあ、次は“俺の彼女”として祝ってよ」


真希「はいはい」


そう言って、

小さく唇を重ねる。


甘くて、少しだけ切ない、でも幸せなキスだった。


◆ 夜・ふたりの家


卒業祝いのごちそうとケーキを食べ終わった後。

静かなリビングで、悠真がぽつりと言った。


「俺さ、将来ちゃんと働いて、結婚して――

今度こそ“本物の家族”になろうと思ってる」


真希は驚いて、それから少し照れて笑った。


「……そっか。じゃあ、その時は……

“妻”として、よろしくね」


悠真「うん、ずっと一緒にいてくれ」


またそっと、優しくキスを重ねる。


◆ そして――


翌朝。


「あー終わった、さて、社会人として働きに行くか」


「“ママ”って呼ばれなくて済むわ……」


「でも、“真希”って呼ぶと、たまに母親感出るよな」


「それ、禁句」


――ふたりの、ちょっと変わった恋と人生は、

これからも続いていく。





ここまでお付き合いいただき、本当にありがとうございます。

今後の執筆の参考にしたいので、よろしければ評価・お気に入り・感想等いただけると嬉しいです。

(※反応がない場合、今後の投稿は一旦お休みさせていただくかもしれません。ご了承ください。)


最後まで読んでくださり、ありがとうございます!

もしこの物語に少しでも「面白い!」と感じていただけたなら——


ブックマーク & 評価★5 をぜひお願いします!


その一つひとつが、次の章を書き進める力になります。

読者の皆さまの応援が、物語の未来を動かします。


「続きが気になる!」と思った方は、ぜひ、見逃さないようブックマークを!

皆さまの応援がある限り、次の物語はまだまだ紡がれていきます。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ