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歌舞け、歌舞け
歌舞け、歌舞け。
全ては、何もしないと平均化していくようになっている。
しかし、それに逆らう仕組みが、仕掛けてある。
陰と陽、光と影、上と下、強と弱、男と女、動と静、有と無。
ある有名な精神科医の人は、「不安定こそ、安定している」と言い切っていた。
最初聞いた時は、自分も苦しい時期だったので、「ふざけるな。安定した方が良いよ」と感じた。
しかし、この言葉は、今も思い出せるぐらい、しっかりの脳裏に焼き付いた。
忘れっぽい私ですら。
混ざりあって安定しようとすると、何故か腐っていく。
混沌とする。
真逆のものが、互いの違いを認めて、手を貸し合うことは、何故か多くの共感を生んでる。
「月追いの都市〜canoue ver.〜 / 歌:霜月はるか」のBGMを聞いていて、この話が浮かんだ。
こうして、テンションを合わせて、平均化しようとする自分と戦うほかないのだよね。
多分。




