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under 500 Ⅱ

ダンベルマン

ダンベルマン。


そう呼ばれている人が、いるらしい。


ネットで調べてみた。



確かにいた。


出てきた写真では、すべてダンベルを持っていた。


道路で、両手にダンベルを持って、歯を出して笑っていた。



『ダンベル散歩の第一人者』


そう書いてあった。


出没エリアは、近くの河川敷だ。


行くしかない。





行った。


もう。すぐに見つけた。


「ダンベルマンさん、ですか?」


「はい。そうです」


「ずっと、ダンベルしながら、散歩しているんですか?」


「はい。ダンベルをしながら、散歩してますね。散歩というのは、本来は無駄を生んでる訳ですよ。歩くだけでは、足しか鍛えられない。それも、程度は小さいものですから。だから、空いている手で、アクションを起こしてみたんです・・・・・・」



―20分経過



「・・・・・・だけどですね。ダンベル散歩というのは、鍛えるだけに、とどまりませんよ。快楽物質が出て、健康になれるんですよ。まあ、個人的な意見ですけど。ああ、ダンベルについて、知りたいですよね。ダンベルの最適な重さ、カタチについて、語りましょうか・・・・・・」


話し掛けなければよかった。

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