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幸いなことに、俺は美人さんが大嫌いなんでね!

作者: 七瀬
掲載日:2021/06/16








俺の好きな女性ひとのタイプは変わっている。

一般的に、“可愛いや美人な女性ひとが嫌いなのだ!”

それに、細身の女も大嫌い!

骨に皮が張り付いている女のどこに魅力を感じるんだ?

俺にはよく分からないし、分かる気もない。

だけど俺は、身長も高くスラッとしてかなりのイケメンらしい。

ほっといても俺に女の子達が寄ってくるのだが、、、。

その中の殆どが、可愛い子や美人な女性ひとばかりで...。

全く、興味がない俺は冷たい態度を取ってその場を何時も離れる。

そのうち、俺が女性ひとに興味がないモノになっていた。

女の子に囲まれ【キャーキャー】言われてるのに顔色一つ変えない

俺を“男性が好きだと思われたのだ。”

ただただ、魅力を感じないだけなのにどうしてそうなるか?





・・・でも俺は、【キャーキャー】言っていた中に俺好みの

女性ひとをちゃっかりと見つけていた。

彼女は、ふくよかな美人には程遠い顔だけど性格は凄く良かった。

優しくて親切で、 俺を献身的に支えてくれる女性ひとだ。

見た目より中身がキレイな女性ひとの方がいい!

俺と彼女が二人で歩いていると? ひそひそ陰口を言われている

ところをよく目撃する。

彼女は、その度に心が傷ついていた。

何でだよ! 俺がどんな女性ひとと付き合ってもいいだろうが!

ひそひそ陰口叩いてんじゃねーよ!




・・・何度、頭の中でそう思ったことか。

俺がそんな事を言えば、余計に彼女を傷つける事になるし

だから、俺もじっと我慢するしかなかった。

それに、二人でデートする時は? 俺の家か? ドライブが

多かった。

二人で居る時間を多く作る事で、彼女が傷つかないと分かったからだ。

彼女が俺と一緒に外に出かけると、必ずといっていいほど傷つけてしまう。

俺も彼女の事を考えると、自然と二人で居る方が楽だった。

彼女は、よく俺にこんな事を聞く。



『涼ちゃんは、どうして私と付き合ってくれたの?』

『えぇ!?』

『・・・だって! “私、ブスだし!”』

『何言ってんだよ! めちゃめちゃ可愛いよ!』

『そんなの嘘よ! 涼ちゃんは優しいからそんな事を言うのよ』

『彩葉は、本当に可愛いよ!』

『・・・私が外で皆に何て言われているか知ってる?』

『・・・い、いや、』

『“極上のメスブタ”って言われてるのよ!』

『・・・酷いこと言うやつがいるんだな。』

『涼ちゃんは、背も高くて顔もカッコいいのに、なんで!

私みたいな女と付き合ってるのか不思議なのよ』

『俺には、彩葉は“美人さん”に見えてるんだけどな』

『ひょっとして! “美人な女性ひとが好きじゃないとか?”』

『・・・まあ、それもあるのかもな!』

『なんでよ! 涼ちゃんが美人な女性ひとと付き合ったら?

美男美女になるじゃない!』

『そういうのに、俺は興味がないんだよ』

『やっぱり、涼ちゃん変わってるわ!』

『幸いなことに、俺は美人さんが大嫌いなんでね!』

『ウフフ、涼ちゃんがキレイな女性ひとが好きじゃなくて

良かった』

『そうだな』

『うん』






俺の彼女は、俺が美人な女性ひとが好きじゃなくて良かった

と言った、もし? 俺が“面食い”なら彼女を絶対に選ばない

からだろう。

ブサイクな私でも、こんなイケメンと付き合えるんだと自信が

ついたみたいだ。

俺は、別にイケメンとは思ってもいないけどね。





最後までお読みいただきありがとうございます。

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