番外編 市原 拓也
すみません、昨日更新出来ませんでしたm(_ _)m
俺は市原 拓也。成宮高校に通う高校一年生だ。家族は両親と妹の四人家族。父はサラリーマン、母は専業主婦と至って普通の家族である。
部活は小学校三年生からしているバスケに入っている。部の中でうまい方である。先輩を差し置いて試合に出ることも多い。身長も高いし、自信がある。
俺には最近新しい友達が出来た。名前は今宮 陽斗。こいつは面白いやつだ。見た目は陰キャっぽくて地味なのだが、中身は何にでも全力で、子供のように無邪気である。身長も高いし、スタイルもいい。
そして、バスケが超上手。最初は本当に驚いた。
まずは部活見学の速攻練習の時。ひょろひょろとしてたし、ブランクもあると言うし、俺は完全に油断してた。
だが、あっさり抜かれたのだ。正直、全くついていけなかった。スピード、技術、今宮は何もかも上だった。そして、ダンクも決めた。ジャンプ力も半端じゃない。
なんなんだこいつはと最初は驚いた。多分、キャプテンも含めて皆そうだったと思う。部の中でも断トツにうまい。ブランクがあってそれなら、本当はどんだけ凄いんだよと恐ろしくなった。
だが、驚きと共に俺達は嬉しくなった。なぜなら、今宮が入れば俺達のライバル校である東高に勝てるかもしれない！ 向こうには一年でめっちゃ強いやつが入ってきて、ここずっと負けっぱなしなのだ。今宮ならそいつに勝てるかもしれない！
何とかして今宮を入れなければ！ と思って皆に言ったら皆そう考えてた。ということで俺達は今宮に頼み込み、入ってもらうことに成功したのだ！
これで全国で勝つことも夢ではない！ 皆で喜んだ。
そして、今宮が入ってきて変わった事がある。主に部室だ。前は汗臭い、男まみれの部室だったが、今宮が耐えられないといって掃除し始め、今では綺麗になり、いい匂いもする。ほんと感謝だ。
しかし、今宮は何故か分からないが、あの"青羽 瞬"に重なるのだ。俺は小学校の時の試合でそいつのチームとあたり、ボコボコにされた。あれと同じ感じなのだ。見た目は全然違うのに。プレイが似ているからか？ まあ、同一人物なわけないから気のせいだと思うけどな。
そして、俺は一つ思う事がある。それは今宮は女たらしなのだ！ しかも無自覚！ あほだよ、こいつはほんとに。呆れるくらいに。
見た目は地味だが、明るいし、良い奴だし、勉強出来るし、バスケも強いし、何よりも無邪気に大きく笑う。ギャップ萌えというやつだろうか。何人かの女子を落としつつあるのだ。
あの、林 成美も含めて。
反応を見りゃすぐ分かる。だって、毎日見てるし。あ、決してストーカーな訳じゃない！ ただ、俺も······す、好きだからな！
あの二人は絶対意識してないけど、お互い好きだと思う。だって、二人はすぐカップルのような空気になるし。
くそ、今宮め。俺の方が先に好きだったのに。中学生から好きだったんだぞ！ まあ、正直あいつにはかなわねえわ。
女子の手を握るとか出来ねえし！ あいつはそれを無自覚でやるからなあ。
まあ、友達として俺は二人を応援する。ま、今宮が女をたぶらかしてたら許さねえ。すぐ奪いにいってやる！
まあ、俺の新しい友達は見た目以外はハイスペックである。こいつは本当に面白い。見てて飽きない。将来何か凄いことをやりそうな気がするのだ。
まあ、俺も負けねえ！ 勉強もバスケも！ 今宮より頑張って絶対抜いてやるぜ！！
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