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芸能人、やめました。  作者: 風間いろは
高校1年生
15/138

13,久しぶりの会話

少し書き方を変えてみました!

今まで地の文での名前はフルーネームで書いていたんですがやめました。

前の話も後々編集して少しだけ変わります!

「······で、何をしに来たの?」


陽斗は目の前のブランコに座る、超人気芸能人、冴木 亮にため息をつきながら尋ねる。


陽斗と冴木は、成宮高校から少し離れた人気のない公園にいた。学校の前だと目立ってしょうがないので、やむを得ずここまで連れてきた。


「そりゃ、陽斗に会いに来たに決まってんだろ」


冴木はニコニコとして言う。


この冴木 亮という男は、見た目はクールで実際頼りがいがあるが、意地悪な所もある。そんなギャップが人気でもあるのだが。

それに、"青羽 瞬"の本名を知っている数少ない友達でもある。


「いや、急に来られても困るんだけど! てか、何で俺の学校知ってるの!?」


陽斗は冴木に詰めかけるように言う。


「陽斗のマネージャーに教えて貰った! 急に連絡つかなくなるから、心配になるだろ」


え!? マネージャーが!? 誰にも俺の今後の事は言わないって約束したのに! でも、亮くんとは長い付き合いだし、あの時バタバタしててちゃんとお別れの言葉を言えなかったし、まあ、しょうがないか······。


「でもさ、急に学校に来るのはやめてよ。めっちゃ目立ったじゃん! 」


陽斗は怒ったように言う。そりゃそうだ! 俺のまったり青春生活を崩してくれたんだから!


「悪かった! でも、そうしないと出てこないかなと思ってさ」


特に悪びれもなく言う冴木に陽斗は再びため息をつく。


「そういえば、俺が前に陽斗にあげたハンドクリーム使ってくれてるか?」


冴木が陽斗に聞く。


冴木は、手が乾燥しやすいため、常にハンドクリームを常備しており、フェチ化しつつある。


「あ、ごめん、それ友達にあげた。その子の手、凄い荒れててほっとけなくて」


陽斗が申し訳なさそうに言う。


「はあ!? あれ結構いい値段するし、俺のオススメだから使って欲しかったのに。というか、小学校の頃も同じ事なかった? 確か、バスケの試合で女の子にあげったって」


「え? そうだっけ?」


陽斗は首を傾げてその頃を振り返るが、思い出せない。


「てかさ、陽斗なんでそんな格好してんの? 面白い」


冴木はニヤニヤとしながら、見た目陰キャの陽斗の写真を撮る。


「ちょ! 止めて! しょうがないじゃん、こうでもしないと青春送れないじゃん! それによく俺に気づいたね」


陽斗は顔を撮られないように慌てて手で顔を隠しながら言う。


「そりゃあ、何年の付き合いだっと思ってんだ? そんな隠しても、俺なら気づくよ」


冴木は当然のように言う。


そう簡単に分かるものなの? と自分の変装に自信を持っていた陽斗だがショックを受ける。


「陽斗がそんな格好してるの驚いたけど、バスケ部に入ってるのは意外だったな」


冴木が陽斗のバスケのウェア姿を見ながら言う。


「そうだね、部活はどこかに入ろうと思ってたけど、俺もバスケ部だとは思わなかった。見学だけのつもりだったけど、成り行きで。でも、楽しんでやれてるよ!」


陽斗は笑顔で言う。


「そう、それなら良かった」


冴木はそんな陽斗を見て安心したように言う。


「陽斗が芸能界辞めた理由って、家の事?」


冴木は声のトーンを落として、そっと聞く。


「まあ、そうだね」


陽斗は俯きながら答える。


「親が、離婚してさ」


陽斗は苦笑しながら小さい声でぼそっと言う。冴木は少し驚いた顔をした。


「そうなのか······。まあ、予想はしてたけど、今までの陽斗の事情聞いてたし」


「うん、亮くんには色々とお世話になったし、俺が芸能界を辞めた理由、ちゃんと言うよ」


陽斗は決心したような声色で言う。


そして、陽斗はぼそぼそと話し始めた。

読んで下さり、ありがとうございます!(^-^)


たくさんの方が読んで下さり、嬉しいです!励みになっています!本当にありがとうございます!


拙い文章力ですが、これからも読んでくださると嬉しいです!( ´ ▽ ` )ノ


感想何かありましたら、書いて下さると嬉しいです!

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