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はじまり

落ちる


落ちる


深く


深く


何処までも…



「ここはどこ?」


…見ればわかるでしょ?


「僕はだれ?」


…自分でわかるでしょ?


「・・・じゃあ、ボクは『何』??」


…君は・・・





- - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - -



覚えているのは


少年のような 少女のような誰かの声


何処までも深い黒色と

身体を流れるひんやりとした風の気配


そして目を焼き尽くすほど鮮やかな生きた緑色



知らないはずの『それ』を、

僕は何故か知っていたんだ


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