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普通の公立高校をラノベのような高校に変えてみる  作者: 北神 柳椰
このイベントは私が頑張ります
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このイベントは私が頑張ります(ラスト)

 それから球技大会が無事行われた。

「お前……大人しく当たっておけ」

「ちょっと生徒会は普通僕を守る立場にあるんじゃないの!?」

 そして、現在大淀のクラスと南森のクラスが対戦している。そして、大淀はボールを持って、大きく足をあげ体を捻りそのまま南森の方へ。

 南森はそのままそのボールに当たってしまう。

「ちょっと……その投げ方……一体どこで!?」

「駒川先輩に教えてもらったの」

「いつのまにか仲良くなってやがる」

「ともあれ……アンタを当てたから後は駒川先輩だけだね」

 今回の球技大会のルールは指定された人を一定の人数当てると景品がもらえるというものだった。

 そのまま、外野へ出る南森。そこには長柄が立っていた。

「……やばいな」

「えぇ……これで現在景品獲得者は10人ね」

 南森にとっては想定外だった。一応、全員に平等に当てられるようにと部長達には3回まで当てても死なないと言う特別ルールを用意していた。しかし南森の予想は運動神経がいいやつだ。そこまで簡単に当たったりするとは思わなかった。

 結果はみんなポンポンと当たる。それだけならまだましだが、その後すぐに外野から誰かをあて復活。復活したらまた三回あたり外野の繰り返し。という人が存在していた。

「……このままだと学校の予算ではとても景品を用意できないでしょうね」

 因みに景品はまだ用意していない。のちに朝礼で渡すつもりだ。

「どうするのかしら? 足りない予算は?」

「……そうだな。足りない分の予算は……最悪僕のお金からでも」

「それっていいのかしら?」

「ダメだけど……バレナイだろ」

「そうね。それならもう一層のこと他のイベントの予算を減らしてここに増資というのも」

「それは流石にダメだろ。どうせ僕のことだ。次のイベントも予算足りなくなるだろうし」

「そうね。本当にどうしようもないものね。南森君は」

 長柄は南森に向かって微笑んだ。

「とにかく……このイベントは少なくとも成功だわ」

 そして長柄は後ろの方を見る。そこには別のクラスがドッジボールをしていた。

 そこからは様々な笑い声が聞こえてくる。

「そうだね。成功だよ。これも全部大淀のお蔭だよ」

 そこには駒川もいた。クラスから混ざるように哄笑をあげてドッジボールをしている。

「そうだね。もっと褒めてもいいんだよ」

「大淀!?」

 南森の後ろには大淀が立っていた。

「どうしてお前が! まだ試合中だし」

「別に少しくらい違うチームと話してもいいでしょ」

「いやいや」

 大淀の額には汗が流れており、息も少しあがっていた。しかし彼女の表情軽い。そして優しかった。

「大淀さん。どう? 生徒会の仕事は?」

「楽しいですよ。色々の人と出会えたりしましたし」

「そう、それはよかった」

 その出会えた人達が今目の前にいる。そしてそれのお蔭で自分は前に進めた。しかしまだこの学校には前の進めない人がいる。それはかつての大淀のように。だから大淀は決意する。

「それで……先輩。次のイベントはなんですか?」

「次は遠足かしら」

「そうですか」

(そうか。次のイベントは遠足なのか)

 ギュッと大淀は拳を握りしめそれを自分の胸に当てた。大淀の頭からは次の遠足のイメージが湧いてくる。

「それなら次もこの公立学校を変えないと駄目ですね」

次回は来週の月曜日14時23分に更新します。

時間は場合によって1時間ほど遅れます。

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